基本情報
島名:黒島(くろしま)
都道府県:山口県
市区町村:岩国市
指定地域名:柱島群島
面積:0.54 ㎢
周囲:4 ㎞
標高:117 m
人口:9人(2020年度・国勢調査)
古くから漁業が盛んな瀬戸内海国立公園指定の島
山口県岩国市から南南東へ約23km。瀬戸内海上に位置する黒島は、柱島群島に3つある有人島の1つであり、島全体が瀬戸内海国立公園に指定されています。
黒島は山林地帯が多く農業には不向きな地形である一方、周辺は豊かな漁場に恵まれています。古くからながし網やゴチ網で漁がおこなわれ、タイ・サワラ・エビなどが水揚げされてきました。海岸線には岩場が多く、釣りスポットとしても有名です。
集落は1か所あり、比較的立派な家屋が多い印象。平地や尾根上に町並みが続き、のどかな時間が流れています。
黒島への行き方
黒島へは高速船で渡航することができます。岩国市にある岩国新港桟橋から1日2便出航しており、土日や年末年始、お盆の時期には増便します(2024年3月現在の情報)。柱島群島のほかの有人島(柱島、端島)も同便で経由。黒島への所要時間は約40分、運賃は1,480円(小人は740円)です。岩国新港桟橋まではJR「岩国」駅とJR「和木」駅からバスが出ており、新港バス停から徒歩2~3分で到着します。
みどころ
・三島神社
島の東側にある由緒ある神社。毎年7月ごろにお祭りがおこなわれている。近くには供養塔がある。
・供養塔
三島神社近くに位置し、昭和20年の空襲で亡くなった島民19人の供養のために建てられた。幼児・子どもの犠牲者も多かった。。
・樫山
島の南側にある黒島最高峰の山。標高は117mとそれほど高い山ではないが、登頂までは舗装されていない道も多いので注意。
・鞍掛島
柱島の南西約5mの地点に浮かぶ無人島。釣りに適した岩場が多く、磯釣りを楽しむ釣り人に愛されている。