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広島港から東へ約1kmの瀬戸内海に浮かぶ金輪島。本土と近接しているものの橋はなく、広島市営桟橋からフェリーで渡航します。

造船業で有名な金輪島ですが、その歴史は戦前にまで遡ります。戦前・戦時中の金輪島は陸軍の島であり、島内には工場や陣地が置かれました。戦後、東岸にあった造船工場は民間に払い下げられ、以降金輪島は造船業を基幹産業として発展しています。

工場の従業員の数は最盛期の20分の1ほどとなりましたが、近年では新しいグランピング施設がオープンするなど、本土と近い自然遊びの場としても注目されているのが特徴です。

・広島の新鮮食材BBQ
塩田跡で熟成された牡蠣はその品質から「広島プレミアムトップかき」にも選ばれている。芳醇でマイルドな旨みを味わえる。

・黄金橋の夜景
島の北側からは本土にかかる黄金橋を中心とした夜景を見渡せる。遮るものがない180度近い絶景を楽しんで。

・櫂伝馬競漕（かいでんまきょうそう）
フェリーの発着場所である桟橋。造船工場が近いため重機の音と共に船やクレーンを間近で眺められて、迫力満点。

・金輪島原爆慰霊碑
広島原爆投下時には、500名ほどの被爆者が金輪島に避難した。ここで命を落とす人も多く、平和への願いをこめて慰霊碑が建てられた。

・海岸線
島の西側には美しい砂浜からなる海岸線がある。海辺の散策にもってこいだが、通行できるのは引き潮時のみ。時間に気をつけて訪れたい。

・潮延命地蔵
島の西側、海岸線近くにある小さなお地蔵さん。島にかかわる人々の良縁を願ったものとされている。