基本情報
島名:蠣浦島(かきのうらしま)
都道府県:長崎県
市区町村:西海市
指定地域名:長崎県 西海市
面積:4.75 ㎢
周囲:38.3 ㎞
標高:126 m
人口:871人(2020年度・国勢調査)
海からの恩恵を受け自然と共存する蠣浦島
江戸時代より、捕鯨の町として栄えてきた島。捕鯨船に乗り込み、大海原で鯨を捕獲することを生業としてきた町は、捕鯨禁止と共に衰退していきますが、明治時代になり石炭が発掘されたのを機に、炭鉱の町として復活します。ところが、石油エネルギーへの転換により炭鉱は閉山。またしても町の産業は途絶えてしまいます。活気を失いつつあった蠣浦島は、海の恩恵を活かした観光の島へと変貌を遂げていきます。
新鮮な食材や美しい自然の風景は、老若男女問わず注目されています。現在では、秋にかけて西海市で開催される「さいかい丼フェア」や「さきと伊勢海老祭り」を目当てに、蠣浦島へ多くの観光客が訪れます。
グルメ情報
・海鮮丼
鮮度のよさが売りの海鮮丼は、ネタも豊富。遠方から訪れる人もいるほどの人気ぶり。さいかい丼フェアにも登録されている一品。
・アラカブの味噌汁
西海市のソウルフードともいえるアラカブ(カサゴ)をふんだんに使用した味噌汁。脂ののった白身はボリュームがあり、味噌との相性も抜群。
・トビウオのすり身揚げ
新鮮なトビウオをすり身にして揚げた一品。外はカリッと、内側はふわふわ食感。おかずにもおやつにもなり、子どもから大人にまで好まれている。
みどころ
・崎戸海浜公園
真っ白な砂浜と、透明感のあるマリンブルーのコントラストが美しい海。南国の雰囲気が漂い、開放感たっぷり。
・お魚バス停
特産品の魚を模したバス停は、SNS映えする愛らしさ。アラカブ(カサゴ)やマダイの口のなかで、バスを待つ光景がシュール。
・崎戸歴史民俗資料館
捕鯨や炭鉱で栄えた崎戸町の歴史をひも解く資料館。イワシクジラの骨格標本や、炭坑内で石炭を掘っているジオラマ展示を見ることも。