来島(くるしま)

No.193 来島

基本情報

島名:大崎上島(おおさきかみじま)
都道府県:広島県
市区町村:豊田郡大崎上島町
指定地域名:上大崎群島
面積:38.27 ㎢
周囲:60.9 ㎞
標高:452 m
人口:7,084人(2020年度・国勢調査)
来島者数:79,000人(2016年度)

“日本最大の海賊”が本拠地に選んだ、歴史の島

来島海峡の西側に浮かぶ、今治市からわずか240mに位置する島。島の周囲は時速およそ15㎞にも及ぶ急流となっており、潮の向きも複雑なことから、「狂う潮」が訛り「くるしま」になったといわれています。 “日本最大の海賊”である村上水軍の本拠地として知られる島で、およそ160年もの間、来島城が置かれていました。周囲850mと小さい島ですが、急潮流に守られた難攻不落の地。島全体が城跡として重要な史跡で、日本遺産「村上海賊」の構成文化財のひとつになっています。

島内には櫓跡の石垣、矢竹、古井戸などが残り、島の北側にある岩礁には桟橋を支えていた柱の穴(ピット)が無数に現存。島内東側の岩礁には、戦国時代に利用されていた岩を削った階段が残っています。現在は漁業中心の生活が営まれており、一本釣漁業の盛んな漁村として全国的に有名。歴史好き、釣り好きにたまらない島です。

グルメ情報

・アワビ
急流に揉まれて育つため、旨味満点。ひとくち食べれば口いっぱいに磯の香りが広がる。刺身でも、バター焼きでも。

・来島鯛
船の舵がとれなくなるほど速い潮流の中で育った鯛は、身が締まって歯ごたえ良く、透き通るほどの透明感をもつ。古くは幕府にも献上されていた、愛媛のブランド鯛。

・アコウ(キジハタ)
7月から9月にだけ出会える幻の魚。白身でありながら深い味わいで、刺身や煮付け、鍋物、味噌汁やお吸い物にしても絶品。

みどころ

・八千矛神社
来島波止場のすぐ横に位置する神社。伊予国の守護大名であった河野氏が、来島城の守り神として建立したと伝わる。

・城主館
来島城主の屋敷跡。現在は心月庵(しんげつあん)と呼ばれている。中には城主の位牌が安置され、屋敷内には古井戸の跡も残っている。

・柱穴跡
岩礁にある無数の穴で、桟橋の柱を建てた跡といわれている。潮位が60cmを切る時を狙って島に渡ると、見ることができる。

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