基本情報
島名:前島(まえじま)
都道府県:山口県
市区町村:大島郡周防大島町
指定地域名:周防大島諸島
面積:1.09 ㎢
周囲:2.2 ㎞
標高:125 m
人口:5人(2020年度・国勢調査)
来島者数:人(2016年度)
スナメリに会えるかも!?周防大島諸島の小さな島
屋代島(周防大島)から北へ約6kmの瀬戸内海上に浮かぶ有人離島。屋代島の前にあることから前島と呼ばれるようになったという言い伝えがあります。もともと無人島でしたが、江戸時代に近隣の屋代島から人が移り住みました。
屋代島から前島に向かう航路上はスナメリの群生地です。海が凪ぎ、餌となるイワシが多い4〜11月の時期には、前島に向かうフェリー上からスナメリに会える日もあります。前島港の待合所には可愛らしいスナメリのスタンプ台が設置されています。
前島へのフェリー
前島へは屋代島(周防大島)の久賀港から定期船「くか」で渡航します。本航路は4〜11月の時期はスナメリクルージングとしても利用されており、クルージング客は前島で下船せずそのまま久賀港に戻ることになります。ライフジャケットの貸し出しもあります。
久賀港から前島へは行きも帰りも1日3便、所要時間は片道約20分。料金は大人280円(往復560円)、小学生以下140円(往復280円)、未就学児は無料。前島には売店や飲食店はないため飲食物は渡航前に購入するようにしましょう。宿泊施設はないので、久賀港への最終便(16:25発)に送れないよう計画的に渡航しなければなりません。
みどころ
・黄幡神社
山中に明神鳥居とともに建てられている神社。巨石をご神体としており、金運・海運の神様として地元の人々に祀られてきた。
・前島神社
江戸時代にネズミが大発生し、飢えに苦しんだ島民がネズミの被害が収まることを祈って建立した神社。かつては荒神社と呼ばれていた。
・砲台跡
旧日本軍の砲台跡が山中に残されている。手前のヘリポートまでは徒歩で行けるが、砲台に続く旧軍用路は藪に覆われている。