基本情報
島名:細島(ほそじま)
都道府県:広島県
市区町村:尾道市
指定地域名:芸備群島
面積:0.76 ㎢
周囲:5.3 ㎞
標高:63 m
人口:27人(2020年度・国勢調査)
古代の歴史が色濃く残る芸備群島の小さな島
芸備群島の一つ、尾道から南西に約8kmに位置する小さな島。細島へは北西約1kmに位置する因島より、市営渡船「こまたき」に乗船して15分程で到着します。島内に飲食店やコンビニエンスストアはないため、住民は船で因島や尾道市内へと渡って買い物をします。
海や林に囲まれた自然豊かな土地で、柑橘類などの農作物も栽培されています。また、島には遺跡が2つ、古墳が2つ存在。古くは古墳時代中期のものであると推定されており、約1500年以上前の歴史を肌で感じることができます。細島と因島の海峡に満潮時にだけ姿を見せる海藻場「細の洲」は、「日本の重要湿地500」にも選出されています。
グルメ情報
・みかん
傾斜のある土地と温暖な気候を活かしたみかんの栽培が盛ん。島のあらゆる場所にみかんの木がある。
・キヌサヤエンドウ
広大な平地にある畑では、多くの農作物の栽培が行われている。特にキヌサヤエンドウは、島外への流通も多くされている。
・イギス豆腐
周辺海域で夏に獲れる海藻「イギス」を使った豆腐。そのまま食すこともあるが、エビや枝豆を入れることも。さらりと食べられるあっさりとした一品。
みどころ
・細島第1号古墳
島の南東端に位置する、箱式石棺を埋葬していた円墳。細島周辺の海上交通を管理していた人物の墓であると伝えられている。
・細島三十三観音
島内各所に点在する三十三体の観音菩薩。それぞれの観音菩薩は手に持つ物や佇まいが異なり、見応えがある。
・堤防釣り
夏は特に釣り人が多く島を訪れる。堤防や沖磯では、真鯛やチヌがよく釣れる。潮が満ちているときに訪れるのがポイント。