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大崎上島から400m西方の瀬戸内海上に浮かぶ長島。陸路では本州からは繋がっておらず、大崎上島まで定期船を使って渡航したのち、長島大橋を渡ってアクセスすることができます。気候は瀬戸内海式気候で、温暖で豊かな自然が広がっており、みかん栽培が盛んです。

長島は島の中央部分が中国電力大崎発電所の敷地となっていますが、島嶼部に建設された発電所は全国でも珍しく、「火力発電の島」とも呼ばれています。発電所関係者が来島するため、宿泊施設は整っています。

・長島大橋
大崎上島と長島を結ぶ長島大橋。橋長は402ｍ、幅員は7ｍあり、美しい曲線とシルバーグレーの塗装が優美なトラス橋である。長島大橋はかつて大崎発電所建設のために中国電力が架橋したもので、その後当時の大崎町に無償贈与された。市町村合併ののち、現在は大崎上島町の所有・管理となっている。周辺が漁業資源豊かな海域であることから、橋の下部には水質汚染を防止する特殊水中コンクリートが採用されている。

・マリンパークおおさき
長島大橋近くの海釣り公園。桟橋の先に釣り台が設置されていることや、釣り具のレンタルができることから海釣り好きに人気がある。釣れる魚はメバル、タイ、ギザミ、ホゴ、イカなど。春には潮干狩りも可能で、瀬戸内海に夕陽が沈む様子を見られる絶景スポットでもある。駐車場、トイレ完備。

・中国電力（株）大崎発電所
大崎発電所は石炭を燃料とする火力発電所である。2000年に運転を開始したが、トラブルが続き運休。その後、隣接地に中国電力とJ-POWERの共同出資で別会社が設立され、カーボンリサイクル技術の実証研究拠点となっている。大崎発電所の敷地内には高さ200ｍの煙突が立っており、長島のシンボル的存在。瀬戸内海の青空に白い煙突が映える様子が美しい。