基本情報
島名:似島(にのしま)
都道府県:広島県
市区町村:広島市南区
面積:3.84 ㎢
周囲:16 ㎞
標高:278 m
人口:694人(2020年度・国勢調査)
第一次世界大戦時に伝来した、バウムクーヘン発祥の島
似島は広島湾から3kmほど南に位置する瀬戸内海の島。広島市最南端かつ同市内最大の島です。島の北側にある山・安芸小富士(あきのこふじ)を広島市街からも眺めることができるほど本土に近い島でありながら、似島への橋はかかっておらず、カーフェリーや高速船で往来します。
似島は日本で初めてバウムクーヘンが焼かれた島として有名です。第一次世界大戦当時、似島に捕虜として送られたドイツ人菓子職人のカール・ユーハイム氏が、収容所で捕虜にふるまったのがはじまりと言われています。現在もユーハイム氏の名前を冠した施設が建設されるなど、似島の象徴となっています。
グルメ情報
・魚のアラ出汁のお味噌汁
近海の鮮魚をお刺身として食し、アラはお味噌汁の出汁に活用。魚介のうまみたっぷりで、海の幸を余すところなく堪能。
・シーフードパエリア
大きなエビやムール貝を贅沢に使ったパエリア。絶品との呼び声が高く、売り切れには要注意。
・はっさくのパウンドケーキ
似島で獲れたはっさくをパウンドケーキに練り込んで完成。ほのかに感じるはっさくの風味がアクセントになっている、似島ならではの焼き菓子。
みどころ
・似島観光案内所「ウエルカム似島」
レンタサイクルの貸し出しやカフェも併設された観光案内所。バウムクーヘンの購入やバウムクーヘン作り体験もできる。
・旧陸軍既消毒桟橋跡
戦時中、陸軍の検疫所が置かれていた似島。広島原爆投下時は同桟橋から被爆者を受け入れ、一時は野戦病院状態となった。
・サイクリングコース
似島は島をほぼ一周できるサイクリングコースが整備されている。11〜12km程度で、所要時間は2時間ほど。