基本情報
島名:舳倉島(へぐらじま)
都道府県:石川県
市区町村:輪島市海士町
面積:0.55㎢
周囲:7.5 ㎞
標高:12.4m
人口:66人(2020年度・国勢調査)
来島者数:7164人(2016年度)
日本海に浮かぶ野鳥たちの楽園〜海女と神々が宿る”さいはて”の島
石川本土から約50km、「北陸三県で最もアクセスしづらい島」といわれる秘境の島であり、島全体が国定公園に指定されています。本土と島を結ぶ船は1日1往復のみで、1時間程度で一周できる小さな島です。青く透き通った美しい海に囲まれ、海女の数は日本一。また、大陸と日本を行き来する渡り鳥の休息地で、350種を超える野鳥たちが羽を休めにやってきます。シーズン中には希少種との出会いを求め、全国から多くのバードウォッチャーが訪れるほど。島には飲食店や売店がなく、聞こえるのは鳥たちの声と波の音だけ。
タイムスリップしたような昔ながらの町並みや神々が宿る神社を巡りながら、都会では味わえない「何もない」豊かさを満喫できる神秘的な島です。
グルメ情報
・一級品のアワビ
約350年前から海女たちが受け継いできた素潜り漁で採られた天然のアワビは高級品として有名。身がしまり、コリコリの歯ごたえと肉厚さを堪能できる。
・アオリイカの刺し身
臭みがなく甘みの強いアオリイカ。ほかにも、夏にはヒラマサやアジなど豊富な魚介類が楽しめる。
・舳倉の塩
舳倉島周辺の海水を低温で丁寧に結晶化させた天然の塩。ほのかな甘みと深みがあり、食材そのものの旨味を最大限引き出してくれると人気が高い。
みどころ
・7つの社めぐり
海の安全と繁栄を願い、奥津比咩神社 (おきつひめじんじゃ)を大宮として、小さな社が7つある。神社をめぐる道中で出会った海女との交流も島ならではの楽しみだ。
・竜神池
底が竜宮城に通じているといわれ、決して水が枯れることがないという伝説がある神秘的な池。すぐ側には観音堂という祠がある。
・磯釣り天国
周辺5kmすべてが絶好の釣りポイント。とくに夏は、荒波に揉まれたアジやマダイ、クロダイなどの大物が豊富に釣れる。