基本情報
島名:飛島(とびしま)
都道府県:山形県
市区町村:酒田市
面積:2.75 ㎢
周囲:12.0 ㎞
標高:68 m(高森山)
人口:158人(2020年度・国勢調査)
来島者数:12,233人(2018年度)
日本海に浮かぶ渡り鳥と釣り人の楽園
飛島は山形県酒田市の北西方向に39km、酒田港から定期船「とびしま」で約1時間15分の日本海上に位置する山形県で唯一の有人離島です。
地理的には山形県の最北端に位置するものの、対馬海流のおかげで年平均気温は12℃以上と県内で最も温暖です。
島全域が鳥海国定公園に指定された自然の宝庫で、春と秋のシーズンには約300種もの渡り鳥が飛来しバードウォッチングを目的に来島する人も多いです。また、暖流と寒流がぶつかるため島周辺の海は大変豊か。日本有数の磯釣り、沖釣りスポットとして有名なだけでなく、ダイビング愛好家にも愛されています。
グルメ情報
・飛島ラーメン
創業50年以上の「ほんま食堂」で食べられる。飛島の海で獲れるトビウオから作った自家製あごダシベースの濃口醤油スープと、あっさりめチャーシューが好評。
・あずきうどん
うどんに粒あんとアイスを合わせたスイーツで、島の伝統的な甘味を現代風にアレンジした一品。定期船ターミナル2階にある飛島唯一のカフェ「しまかへ」で食べられる。
・サザエの塩辛
イカの肝臓を発酵・熟成させた「魚醤」に、飛島産のさざえの塩漬けを合わせた塩辛。島で長年受け継がれてきた伝統食だが、市場へはほとんど出回らない幻の味と言われている。
みどころ
・鳥海山・飛島ジオパーク
季節や目的に応じ、幾つかモデルコースが設定されている。特に、島の西北の荒崎周辺の海岸線は日本の渚100に選ばれており、初夏には野草の花が咲き乱れて美しい。
・小松浜海水浴場
定期船発着所から歩いて5分の小松浜は、自然の入り江を利用した海水浴場になっている。波は静かで透明度が高く、魚と一緒にシュノーケリングを楽しむ人も。
・バードウォッチング
渡り鳥の季節である春と秋は、他では会えない「珍鳥」と出会える確率も高い。島内にある「島のミューゼアム澗(にま)」にも、渡り鳥の写真が多数展示されている。