基本情報
島名:池間島(いけまじま)
都道府県:沖縄県
市区町村:宮古島市
指定地域名:宮古列島
面積:2.83 ㎢
周囲:11.2 ㎞
標高:28 m
人口:511人(2020年度・国勢調査)
手つかずの自然が残る、渡り鳥の楽園
宮古島から北西に約1.5㎞。宮古島から全長1,425mの池間大橋を渡り、車で向かうことができる有人離島です。車で一周10分ほどの小さな島内にはサトウキビ畑が広がり、のどかな時間が流れます。周辺には干瀬(びじ)と呼ばれるサンゴ礁群が散在しており、中でも八重干(やびじ)と呼ばれる県内最大級のサンゴ群は、ダイビングスポットとしても有名。
また、島全体が国の鳥獣保護区に指定されており、島の中央に広がる宮古諸島最大の湿原「池間湿原」には、キシノウエトカゲなどの希少な生物が生息しています。今も琉球時代を彷彿とさせる風習が根強く残るため、民俗学的にも注目される島です。
グルメ情報
・カツオ
3〜4時間ほど燻製させた「なまり節」が名物。豚肉の代わりにチャンプルー(炒め物)やンブシー(炒め煮)に使うこともある。
・サトウキビ
島の名産で、島内全域に畑が広がる。搾りたてのフレッシュなサトウキビジュースは、優しい香りとすっきりした飲み口で、ついついおかわりしたくなる美味しさ。
・生もずく
天然の生もずくは、そのまま麺つゆでソーメンのように食べるのが池間島流。もちろん天ぷらや酢の物にしても美味。
みどころ
・八重干瀬(やびじ)
大小100以上の様々なサンゴ礁から成る、国の名勝および天然記念物。年に数回、大潮の日にだけ海面上に現れるため“幻の大陸”とも呼ばれている。
・池間湿原
約38haの広さを有する、県内最大級の湿原。カモ類やサギ類など多くの渡り鳥たちの休憩所になっており、バードウォッチングに最適。
・ハート岩
岩場の空洞がまるでハートのように見えるスポットで、干潮時にだけ姿を現す。NHK連続テレビ小説「純と愛」に登場し、一躍有名になった。