基本情報
島名:崎戸島(さきとじま)
都道府県:長崎県
市区町村:西海市
指定地域名:長崎県 西海市
面積:0.41 ㎢
周囲:蛎浦島に含む
標高:76 m
人口:131人(2020年度・国勢調査)
北緯33度線上の海に沈む夕日が美しい崎戸島
五島灘に面した、面積0.41㎢の小さな島。周辺に点在している離島同様、時代の流れと共に捕鯨の町から炭鉱の町へ変容を遂げてきました。かつて離島群へ行くには、船を使うしかありませんでしたが、大島大橋・寺島大橋・中戸大橋・本郷橋の開通により、車でのアクセスがしやすくなりました。架橋によって住民の利便性が上がったほか、観光客を呼び込みやすい環境へと変化しています。
なお、対岸にある御床島(みとこじま)へは干潮時に徒歩で渡れるため、磯釣り目的で訪れる人も多くいます。島の最西端にある「北緯33度線展望台」からの眺めも美しく、人気のスポット。
グルメ情報
・天然伊勢海老
五島灘の急流に揉まれて育った天然の伊勢海老は、大ぶりでプリプリとした肉厚食感が魅力。鮮度と甘みを堪能するなら、シンプルな刺身がおすすめ。
・オコゼのお造り
新鮮なオコゼの刺身は美味のひと言。歯ごたえのある透き通る白身は、噛めば噛むほど口の中いっぱいにうまみが広がっていく。
・かんころ餅
茹でたサツマイモを練り込んだお餅。優しい甘みがクセになる。トースターで軽く焼いてバターを塗ると、洋菓子風の味変を楽しめる。
みどころ
・北緯33度線展望台
崎戸島の最先端にある展望台は、360℃の大パノラマが魅力。長崎を代表する五島列島や平戸島を眺めながら、海に沈む夕焼けも楽しめる。
・干潮時の御床島
潮が引けば、隣の無人島「御床島(みとこじま)」まで歩いて渡ることも。ゆっくりと釣りを楽しむのには絶好の穴場。
・崎戸島特設見張所聴音所跡
戦時中に、海軍が敵艦を監視するために使用していた見張所。建物には植物が絡まり、戦争遺跡としての風格と時間経過を感じる。