自動車やバイク、原付を持つ人は必ず入らなければならない自賠責保険。離島ではその保険料が安くなると聞いた方もいるかもしれません。ただし、全ての島が対象という訳ではありません。日本の有人離島に特化した情報発信を行う「はなれじま広報部」が、離島の自賠責保険について解説します。
離島で自賠責保険は安くなるのか
ずばり、安くなります。ただし、全ての島が対象ではなく、後述のように例外もあります。
そもそも自賠責保険とは、自動車や原付を運転する全ての人が入らなければならない強制保険です。交通事故の際、被害者に最低限の補償を確保するために作られました。掛け金は自動車の種類ごとに設定されていますが、車検証の使用者住所に応じて4つのエリア分けがなされており、エリアによって掛け金が異なります。
以下が、その4つのエリアです。
①本土(北海道、本州、四国、九州)
②沖縄本島
③本土の離島
④沖縄の離島
離島の方が本土よりも掛け金が安く設定されているのは、鉄道がなく移動手段を自家用車に頼らなければいけないためです。
どれくらい安くなるのか
例えば、普通車・12か月の場合(2026年2月時点)、掛け金は次のように設定されています。
・本土:11,500円
・沖縄本島:7,610円
・本土の離島:6,450円
・沖縄の離島:6,450円
また、原付・12か月の場合(2026年2月時点)、掛け金は次のように設定されています。
・本土:6,910円
・沖縄本島:5,410円
・本土の離島:5,410円
・沖縄の離島:5,410円

普通車の場合、離島では本土に比べて1年間で約44%も掛け金が安くなっています。離島へ引っ越しする際は車検証や自賠責保険の住所変更をお忘れなく。自賠責保険は前払いのため、払い過ぎた保険料が返還される場合もあります。
実は対象外の島も
冒頭でご紹介した通り、全ての島が離島料金の対象となる訳ではありません。例えば江の島(神奈川県)や因島(広島県)など、橋やトンネルで本土や沖縄本島とつながっている島は対象外です。
ただし、対象外の島であっても、橋やトンネルの通航制限で通れない車種の場合には離島料金が適用されます。例えば淡路島(兵庫県)は本土と橋でつながっていますが高速道路のため、通行できない125cc以下のオートバイなどは離島料金です。普通車など通行できる車種は本土料金になります。
他にも、埋め立てによる離島や人工島も離島料金の対象外です。
保険料が安くなる島が多いが、全てではない
橋やトンネルで本土・沖縄本島とつながっていない島は、離島料金の対象となり自賠責保険を安く抑えることができます。ちなみに、使い分けに迷うことの多い「島」と「離島」の違いはこちらの記事で解説しています。
はなれじま広報部では、島図鑑で日本の有人島417島全てを紹介しているほか、インタビューや特集で島の魅力やそこで活躍する人々を詳しく取材しています。今後も離島に関する情報を発信していきますので、ぜひご注目ください。






