基本情報
島名:多良間島(たらまじま)
都道府県:沖縄県
市区町村:多良間村
指定地域名:宮古列島
面積:19.81 ㎢
周囲:20.9 ㎞
標高:34 m
人口:1,054人(2020年度・国勢調査)
来島者数:8,628人(2019年度)
「なにもない」が贅沢!手つかずの楽園
宮古島と石垣島の中間に位置する島で、宮古島から飛行機で約25分、フェリーで約2時間のアクセス。隆起サンゴ礁からなるため、島全体が平坦で山や河川はありません。島のほとんどが耕作地で、特にサトウキビの栽培が盛んです。
また、島の人口をはるかに上回る3,000~4,000頭の肉用牛が飼育されています。リゾート開発が行なわれていないため、年間を通して訪れる観光客はあまり多くありません。島のあちこちには神様を祀る御嶽(うたき)が点在しています。昔ながらの集落の景観が残ることから、沖縄県で唯一「日本でもっとも美しい村」に認定されています。
グルメ情報
・黒糖
生産量、県内一位。甘さの中にしょっぱさと苦さがあり、ビタミンやミネラルを豊富に含んだ健康食材。
・黒豆ささげ
生育条件が多良間の土地によく合い、古くから栽培されている。ぜんざいや羊羹を作ったり、米と一緒に炊いて豆ごはんにしたりと、活用法はさまざま。
・ヤギ汁
島のヤギは、潮風を含むミネラル豊富な草だけで飼育される。汁は味噌仕立てで食べやすく、臭みもほとんどない。
みどころ
・塩川御嶽
300年も続く祭事が行なわれるなど、島民にとって大切な場所。「イヌマキ」や「フクギ」などが茂り、これらの植物は県の天然記念物に認定されている。
・八重山遠見台公園
標高わずか33mながら、島内で最も高い場所。六角形の塔を登れば、島や海、石垣島が一望できる。
・トゥブリ
海へと続く防風林の小道のことで、46か所ほどある。島民たちにとっては大切な海への出入り口で、それぞれのトゥブリに名前がつけられている。