島国・日本とは切っても切り離せない言葉、「島嶼部(とうしょぶ)」。日本の有人離島に特化した情報発信を行う「はなれじま広報部」が、「島嶼部」の読み方や意味、似た言葉である「離島」との違いを解説します。
島嶼部とは何か
島嶼部とは、国や地域に属する大小さまざまな島々の総称で、単独の島も複数の島もどちらも指します。読み方は「とうしょぶ」です。「島嶼部」という言葉を構成する漢字のうち、「島」は大きな島、「嶼」は小さな島を意味します。
ちなみに、「嶼」は常用漢字ではないため「島しょ部」と書かれることもあります。
日本の島嶼部はどこを指すのか
国土交通省によると、本州や北海道などの大きな島も含め、日本の国土全てが島嶼になります。日本は14,125の島嶼により構成されており、イギリスやフィリピン、ニュージーランドも同様に国土が島嶼部だけでできています。
島嶼部と離島の違い
島嶼部と離島の違いは、本土からの距離感が言葉の意味に含まれるか否かです。島嶼部は離島も含む島全体を指す大きな概念であり、本土からの距離に応じて、その中の一部の島が離島と呼ばれるという関係になっています。
これは、島嶼部が大きさや本土からの距離に関係なく島そのものを指す一方で、離島は一般的には本土から離れた島を指すためです。
例えば日本海に浮かぶ佐渡島も、本土から橋でつながっている江の島も島嶼部と言えますが、江の島は一般的には離島と呼びません。
離島についてはこちらの記事でも解説していますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
「島嶼」を含む例文
島嶼という言葉が含まれる言葉には、「東京島嶼部」や「島嶼防衛」が挙げられます。
東京島嶼部
例文)明日、東京島嶼部に台風が直撃するらしい。
東京島嶼部とは、東京都のうち伊豆諸島と小笠原諸島に属する地域を指し、三宅島、八丈島、青ヶ島、父島など11の島が含まれます。
島嶼防衛
例文)島嶼防衛には継続的な情報収集が欠かせない。
島嶼防衛とは、島嶼への侵攻に備えて警戒や監視を行い、攻撃を受けた場合に防衛や奪還作戦を行うことです。日本においては、島嶼部での自衛隊の活動を表すことが多いといえます。
島国日本とは切り離せない言葉「島嶼部」
「島嶼部」という言葉は日常では使う頻度が少ないかもしれませんが、島国である日本とは切り離せない重要なものです。言葉の意味と使い方を知ると、日本を構成する島々への興味が湧いてきませんか?
はなれじま広報部では、島図鑑で日本の有人島417島全てを紹介しているほか、インタビューや特集で島の魅力やそこで活躍する人々を詳しく取材しています。島をもっと知ってみたいという方はぜひ他のコンテンツものぞいてみてください。






