基本情報
島名:竹島(たけしま)
都道府県:鹿児島県
市区町村:三島村
指定地域名:薩南諸島
面積:4.22 ㎢
周囲:12.8 ㎞
標高:220 m
人口:53人(2025年度・三島村役場調査)
来島者数:1,130人
豊富な竹林と多彩な自然に包まれる鹿児島市に最も近い島
鹿児島県三島村を構成する3つの有人島の中で鹿児島市に最も近い島。鹿児島市の南埠頭から村営の「フェリーみしま」が運航し、竹島までは約3時間ほど。竹島という名のごとく島全体がリュウキュウチク(大名竹)に覆われており、起伏が少ない平坦な地形が特徴です。
数少ない離島のジオパークで、「三島村・鬼界カルデラジオパーク」に認定されています。島の随所に縄文後期の遺跡が残っており、三千年以上前から人が住んでいたと伝えられています。
伝統文化と多彩な自然の姿が見られ、絶壁の海岸から広がる透明度の高い海は、釣りや絶好のダイビングスポットとしても知られています。
グルメ情報
・大名筍(だいみょうたけのこ)
豊富な竹林から採れるタケノコのことで、「筍の王様」と称される。5、6月が旬で村の特産物として人気のお土産品。硫黄島にも大名筍があるものの、栽培する土壌や環境が違うことから味も異なる。生でも食べられ、煮ても焼いても絶品。
・せんの天ぷら
さつまいものデンプンと茹でてすりつぶしたサツマイモを混ぜて揚げたもの。もちもちした触感が特徴の家庭料理。
・かからん団子
島の郷土料理であるヨモギを練りこんだ団子。殺菌作用があり、団子の保存性を高める「かからん葉(サルトリイバラ)」を使用することから名づけられた。
みどころ
・籠港(こもりこう)
島の南側に位置し、断崖絶壁と真っ白な砂浜が特徴の小さな港。崖の上からはエメラルド色に広がる海と水平線を一望できる。
・オンボ崎展望台
島の最西端に位置する展望台。高台にあり、島全体と周囲の海を見渡せる絶景ポイント。活火山の硫黄岳、晴天時は屋久島も見ることができる。
・馬方踊り(まかたおどり)
疱瘡(天然痘)などの伝染病で死者が多く出た享保11年(1726年)に病を鎮めるために始まった伝統的な踊り。毎年1月21日・22日に三味線や太鼓囃子に合わせ踊り子が舞う念仏踊りで、三島村の無形民俗文化財に指定されている。