基本情報
島名:怒和島(ぬわじま)
都道府県:愛媛県
市区町村:松山市
指定地域名:忽那諸島
面積:4.75 ㎢
周囲:14.7 ㎞
標高:206 m
人口:278人(2020年度・国勢調査)
農業と漁業を営む日本一働き者の島
忽那諸島の中島の西側に位置する怒和島。忽那諸島の有人島では三番目に大きい島です。島全体が一つの山になっており、漁場にも恵まれた自然豊かな島です。漁港は元怒和と上怒和に2つあり、松山市内の三津浜港もしくは高浜港から渡航可能です。
農業が盛んな怒和島では、柑橘類や玉ねぎの生産が行われています。漁業も盛んで、島民の多くが農業と漁業を両立しています。働き者が多い島としても有名で、あわびや海藻類の養殖も盛んです。
グルメ情報
・坊っちゃん島あわび
怒和島で養殖されているエゾアワビ。肉厚かつ風味豊かで、天然ものに劣らない味わい。出荷までは2~3年かかり、手間暇かけてじっくり育てられている。
・レモン
島西側の元怒和集落は「レモンの里」との異名をとる。怒和島レモンは渋みが少なく、独特の香りがあり非常に風味豊か。シロップのような加工品も販売されている。
みどころ
・丸子鼻
上怒和港付近から突き出たように位置している小高い山。船が難破して亡くなった「丸子姫の伝説」が残されており、旧暦の大晦日に怪しい火が灯るとか。
・クダコ島
中島と怒和島の間は「クダコ水道」と呼ばれ、漁場として有名。クダコ水道にある無人島・クダコ島には灯台が設置されている。
・みかんを運ぶケーブル
忽那諸島では、農道が整備される前は専用のケーブルでみかんを運搬していた。現在は使用されなくなり、怒和島でしか見ることができない。
・延福寺
元怒和集落にあるお寺。寺の裏側にはクスノキにお地蔵様が掘られた「生木の地蔵」がある。クスノキの成長と風化でその姿は見られなくなったが、今も病気快癒祈願の参拝者に親しまれている。