基本情報
島名:沼島(ぬしま)
都道府県:兵庫県
市区町村:南あわじ市
指定地域名:沼島
面積:2.73 ㎢
周囲:10.3 ㎞
標高:125 m
人口:360人(2020年・国勢調査)
来島者数:20,200人
勾玉の形をした“国生み神話”ゆかりの島
淡路島の土生港から旅客船で約10分、紀伊水道上にある勾玉の形をした島。遥か昔、神々が創り出した最初の島“おのころ島”という伝説が残り、沼島の「沼」は、国生み神話の「沼矛」に由来するという説があります。今もありのままの姿を残した自然の楽園で、平成28年には島全体が「淡路島日本遺産の構成文化財」に認定されました。
海岸線には上立神岩や屏風岩、あみだバエなどの勇壮な奇岩が点在。『沼島おのころクルーズ』では漁師さんの船に乗って、奇岩を間近に見ながら島を一周できます。一億年前にできた“地球のシワ”とされる岩石が見つかるなど、地質学的にも見どころ満載。島民によるガイドを頼むのもおススメです。
グルメ情報
・鱧(ハモ)
旬は5月下旬から8月上旬。沼島の近郊で獲れる鱧は身に奥深い甘みがあり、骨も皮も柔らか。京都祇園の一流料亭でも饗され、「鱧なら淡路島の沼島鱧」と評判高い。
・鯛
沼島近海で獲れる鯛は、明石海峡と鳴門海峡にもまれて身が締まり絶品。皮が薄く、きめ細かい味わいが魅力。舟盛りや鯛しゃぶ、鯛麺にしていただく。
・ひじき
厳寒期の太くてしっかりしたものを収穫。柔らかくて風味がしっかりしているのが特徴です。生産量が限られているため、一般にはほぼ流通しません。
みどころ
・上立神岩
高さ約30mを誇る巨岩。中心にあるハートマークが有名で、恋愛成就のパワースポットとして多くの人が訪れている。
・おのころ神社
小高い山の上にある神社。国生み神話で知られるイザナギとイザナミの二神を祀っている。島民は「おのころさん」と呼んで親しんでいる。
・沼島八十八カ所霊場巡り
明治時代に戦争や伝染病で多くの人が亡くなったことから、慰霊のために島内の八十八カ所にお地蔵様が祀られた。四国八十八カ所と同じ札所名がつけられている。