野崎島(のざきじま)

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基本情報

島名:野崎島(のざきじま)
都道府県:長崎県
市区町村:北松浦郡小値賀町
指定地域名:平戸諸島
面積:7.11 ㎢
周囲:15.6 ㎞
標高:350 m
人口:1人(2020年度・国勢調査)

自然に侵食される廃村で、歴史と人の豊かさに想いを馳せる島

小値賀町を構成する17の島々の一角を担う野崎島ですが、人口はたったの1人。かつては野崎・野首・舟森の3つの集落があり、多い時には650人の住人たちが生活を営んでいました。現在は概ね無人の島で育ち続けた自然の中、集落跡やキリシタンの信仰を集めた教会がひっそりと存在しています。

2018年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つとして、世界遺産に登録されました。現在は、廃校となった小値賀小中学校野崎分校を再利用した、簡易宿泊施設・休憩施設「野崎島自然学塾村」でのみ宿泊ができます。野崎島へは、小値賀島本島から出る町営船「はまゆう」(1日2便)でアクセスが可能です。

野崎島の人口減少

野崎島は現在、人口がたった1人の島です。もとよりこの島に住んでいた住民たちは、もうこの島にはいません。廃村になる前に、野崎島に住んでいた住人たちは、もともと隠れキリシタンたちでした。

キリシタンたちが身を隠すために選んだ野崎島は、九州からのアクセスが難しく、キリシタンを取り締まる役人から隠れるのにうってつけの場所でした。

しかし、時代は流れ、高度経済成長以降、出稼ぎで島を離れる住民が急増しました。2001年、古くより島を守り続けてきた沖ノ神嶋神社宮司の離村を最後に、廃村となっています。

みどころ

・旧野首教会
島民の隠れキリシタンたちの祈りの場。廃村となった後、一時は荒廃したが、改修をして当時の面影を残す。「小値賀諸島の文化的景観」として、国の重要文化的景観に選定されている。

・舟森集落跡
旧野首教会と合わせて観たい、隠れキリシタンの集落跡。険しい道のりの先、段々畑越しに島を囲む海が見え、美しい景観を楽しむことができる。

・沖ノ神嶋神社神官屋敷
野崎島最後の住人の屋敷。明治29年に建立され、神官の家の特徴として、沖ノ神嶋神社の遥拝所があり、屋敷内にも接客の間が複数作られている。

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