基本情報
都道府県:岡山県
市区町村:瀬戸内市邑久町虫明
指定地域名:
面積:3.52㎢
周囲:16㎞
標高:99m
人口:364人(2020年度・国勢調査)
隔離の過去を乗り越えた瀬戸内の島。歴史と向き合い生き方を考える
本土からわずか30mほどの場所に位置するのが、岡山県瀬戸内市に属する長島です。島内に存在する2ヶ所のハンセン病療養所はハンセン病患者の強制隔離施設として利用されてきた過去を持ち、日本の歴史を語るうえで避けては通れない場所となっています。
現在はハンセン病から回復された方々が住む施設となっており、島には「邑久(おく)長島大橋」を使って渡ることが可能です。約90年間実施された隔離政策に関する遺構が多く遺されており、一歩足を踏み入れれば当時の時代背景などを直に読み取ることができます。
グルメ情報
・地元野菜を使ったおにぎりセット
長島愛生園内の喫茶店で提供している、地元の新鮮な野菜を使ったおにぎりセット。大きなおにぎりと素材の味を楽しめる盛り沢山の野菜で体の内側からリフレッシュ。
みどころ
・愛生園歴史館
隔離政策をはじめとしたハンセン病問題の歴史に触れられる。1930年に「長島愛生園」と共に建設された事務本館を改装して利用され、建物は国の登録有形文化財に指定されている。
・長島神社
長島の湾から少し離れた小さな孤島「手影島」に建立された神社。防波堤を超えて近寄ることはできないが、近くのカフェから神聖な雰囲気に包まれた鳥居を眺めることが可能。
・邑久(おく)長島大橋
別名「人間回復の橋」。本土と長島を結ぶ橋として1988年に開通された。過去に隔離されてきた人々が本土との繋がりを取り戻した象徴として知られている。