基本情報
島名:見島(みしま)
都道府県:山口県
市区町村:萩市
指定地域名:萩諸島
面積:7.73 ㎢
周囲:17.5㎞
標高:175m
人口:689人(2020年度・国勢調査)
長い歴史と豊かな自然に彩られた萩沖の離島
荻諸島に浮かぶ全周17.5kmの見島は、豊かな自然と歴史を持つ溶岩台地の島です。
大陸との交易の要衝として防人が置かれた歴史を持ち、島内には島の歴史を感じさせる古墳群や史跡、そして美しい景色を堪能できるスポットが点在しています。
また、超希少種「見島牛」の産地としても知られ、さらには「生うに」「ぐべ汁」「見島タクアン」などの島グルメも人気です。
本土との間には高速船「ゆりや」が運航しており、本村港・宇津港の2つの港と萩市の萩港を約70分で繋いでいます。
グルメ情報
・見島牛
国指定天然記念物で、和牛の原型とされている。室町時代に朝鮮半島から渡来したと伝えられており、上質な霜降り肉が特徴。現在は本土で肥育されたもののみ食用として使われている。
・生うに
例年6月中旬から8月中旬にかけて赤ウニ・バフンウニ漁が解禁され、新鮮な生うにを食べることができる。また、生うにとサザエを入れて炊き込んだ「うに飯」や、アルコール漬けにした「うにのビン詰め」も人気を集めている。
・ぐべ汁
港の防波堤などに生息する「ヨメガカサ」という貝を使った白味噌仕立ての貝汁。滋味豊かな磯の味と香りが堪能できる、島ならではの郷土料理。
みどころ
・ジーコンボ古墳群
島の東南部の海岸にある古墳群。7世紀後半から10世紀初頭にかけて作られた防人の墓といわれており、200基近い積石塚が集まっている。ジーコンボとは土地の言葉で「爺」「婆」のこと。
・宇津の棚田
宇津地区の山麓から中腹にかけて広がる棚田。昔ながらの棚田と日本海を一望する美しい景観が人気。
・宇津観音堂
断崖絶壁の上に立つ観音堂。長い階段を下って参拝する、全国でも珍しい「下り観音」として知られている。弘法大師が彫ったとされる観音菩薩像が祀られており、古くから漁業や農業の神様として信仰を集めている。