基本情報
島名:松島(まつしま)
都道府県:佐賀県
市区町村:唐津市
指定地域名:玄海諸島
面積:0.63 ㎢
周囲:3.6 ㎞
標高:138 m
人口:45人(2020年度・国勢調査)
来島者数:1,300人(2016年)
「ロザリオの島」響く鐘の祈りと地元住民たちの新しいパワー
佐賀県北部東松浦半島の端から北へ約4kmに位置する島。唐津市呼子港から定期船「新栄」で15分ほどの距離にあります。
ひょうたんを横向きにしたような形の島で、東西が丘陵状に盛り上がった地形が特徴です。
元々は無人島でしたが、江戸時代末期に加唐島や五島からの移住者により開墾が進められました。その後、長崎の黒島からの移住者がカトリック信者であったことから、現在も住民のほとんどがカトリック信者です。
江戸時代に隠れキリシタンが移り住んだ歴史もあり、「ロザリオの島」とも呼ばれています。
海士漁を中心とした漁業だけでなく、近年は新たに観光業にも力を入れています。
クルージングやシュノーケリング、釣りやSUPなどのアクティビティをはじめ、島の若者が中心となって立ち上げたプロジェクトによるグランピング施設、予約制のイタリア料理店「リストランテマツシマ」などが人気です。
グルメ情報
・海士の塩
海底から湧き出る海水をゆっくりと炊き作り上げた塩。最も美味しくできる満月と新月の日に作るなど、こだわりが詰まった一品。
・アクアパッツァ
クエ・ワタリガニ・ムール貝・アサリなど、オーナーシェフこだわりのその日獲れた新鮮な魚介類が中心の人気メニュー。イタリアの漁師メシが起源。
・カルパッチョ
島の海で獲れたサザエ・鮑・イカ・クエ・ウニなどを醤油やオリーブオイル、柚子胡椒、レモンなどでいただく。
みどころ
・松島カトリック教会
島民のほとんどがカトリック信者という、松島を象徴するスポット。大正時代にブルトン神父により建てられた。教会の白い壁が美しく訪れる人々を静かに迎える。
・ON THE CLIFF(オンザクリフ)
松島出身の若者たちのチーム「アイランドマツシマ」により設立されたグランピング施設。文字通り断崖絶壁の上に建てられたドーム型テントやテラスからの眺めは圧巻。
・とんこ山
島の絶景ポイントの一つ。トレッキングを楽しみながらたどり着く先はパノラマオーシャンビューで、息をのむ眺望。