基本情報
島名:前島(まえじま)
都道府県:長崎県
市区町村:西彼杵郡時津町
面積:0.26 ㎢
周囲:4 ㎞
標高:31 m
人口:5人(2020年度・国勢調査)
自然に囲まれた古墳の島
大村湾の南西部に浮かぶ小島で、子々川郷の海岸からおよそ200メートルほどの場所に位置しています。本島から近いですが、フェリーなどの定期船はなく、島民は自家用船で本土と島を行き来しています。
第二次世界大戦後の食糧難だった時期に、国策で前島の開拓が行われ、山を切り開き畑が作られました。今でも果物の栽培がされていますが、島民は減少し、自然に戻りつつあります。また、開拓の中でいくつもの古墳が発見され、古墳の島としても知られています。
グルメ情報
・みかん
島の主要作物。大村湾に面した温暖な気候で、日光をたくさん浴びて育った時津町のみかんは、皮が薄く濃厚な甘みが特徴。
・巨峰
栽培に適し、気候風土に恵まれた環境で育った巨峰は、甘味と酸味のバランスが絶妙でとても美味しい。
みどころ
・前島古墳群
6世紀末から7世紀初めの古墳とされる、希少な古墳群。遺物として須恵器片や弥生土器片などが発見されている。古代人の集団墓地であったと考えられている。前島古墳群は第1号墳から第8号墳まであり、第3号墳と第4号墳は隣のダケク島にある。
・穏やかな大村湾
島を囲む大村湾は波がとても穏やかで、澄んだ海がとても美しい。クロダイやスズキなど多様な魚が生息している。
・隣の島と繋がる砂洲
干潮時に、隣のダケク島と繋がる砂州が現れ、陸続きとなる。