基本情報
島名:神集島(かしわじま)
都道府県:佐賀県
市区町村:唐津市
指定地域名:玄海諸島
面積:1.39㎢
周囲:約6.5km
標高:約85m
人口:269人(参考文献:加藤庸二『原色 日本島図鑑』新星出版社(2024年))
来島者数:21,200人
約8分の船旅で行く、 古代ロマンとノスタルジーの島
大和朝廷の女王・神功皇后が訪れたという伝説が残る島。神集島という島名の由来は、「三韓征伐」という伝承の中で、日本の指揮を執った神功皇后が、戦の前に軍神を集めて航海安全の祈願をしたというエピソードに基づいている、と伝わっています。
島内では、鬼塚古墳群を筆頭とした旧石器時代から古墳時代にかけての遺跡が多数発見されているほか、万葉集に詠まれた歌にゆかりのある場所に歌碑が建つなど、歴史好きの方にとっても注目の場所。
また、近年ではエミューの飼育も盛ん。島唯一の売店「神集島購買部」で、エミューグッズやエミューの肉を使用したハンバーグなどを購入することができます。
グルメ情報
・エミューハンバーグ&カレー
船を降りてすぐの場所にある「神集島購買部」で、名産のエミュー肉を使ったハンバーグやカレーを購入することができる。お土産にも◎。
・石割とうふ
石の上に落ちた豆腐が、石を割るほどの硬さだったという言い伝えから名づけられた神集島の伝統料理。現在では、イベント時などにしか入手できない。
みどころ
・エミュー園
島南部にあるエミュー園では、ダチョウに次ぐ大きさを誇る飛べない鳥「エミュー」が100羽ほど飼育されている。
・万葉歌碑
万葉集に収められた数多くの歌のうち、7首がこの神集島で詠まれたと伝わる。島に点在する歌碑には、船旅の安全を祈る想いや、望郷の念が刻まれている。
・住吉神社 海中鳥居
海の中に浮かびたつように建てられた神々しい雰囲気の鳥居。港を囲むような形に突き出た半島の先に位置する。
・神集島 購買部
島民にとっても、観光客にとっても、貴重な島唯一の売店。食料品や生活用品をはじめ、エミューグッズなどの観光客向けアイテムも扱う。