基本情報
島名:石島(いしま)
都道府県:岡山県
市区町村:玉野市
指定地域名:直島諸島
面積: 2.72 ㎢
周囲:9.3 ㎞
標高:156.7 m
人口:54 人(2020年度・国勢調査)
来島者数:2,594人(2022年度)
島内に県境を有する珍しい島
島内に県境がある有人の島は本州・九州・四国以外では石島だけです。島の北側が岡山県玉野市、島の南側が香川県香川郡直島町となっていて、岡山県側を「石島」香川県側を「井島」と分けて表記されます。
島内には古墳時代の遺跡が複数発見されていて、石島側には横穴式石室をともなう石島古墳群があります。また小規模な貝塚からはヤマトシジミやカキの殻が出土しており、カキが古くからこの地域で食べられていたと分かります。
1907年に島内で大きな火事があり、島の開拓を記した文献は焼失してしまいました。その後、石島では島民たちによる植林が積極的に行われ、現在は緑が回復しています。
グルメ情報
・海苔
石島は海苔の養殖が盛んな地域。周辺の島々から流れ出したミネラルを豊富に含んだ海苔は絶品。お土産にも喜ばれる焼き海苔は風味豊かな味わい。味海苔もご飯のお供におすすめ。
・たまの温玉めし
名産の穴子を蒲焼きのタレで炒めた焼きめしの上にとろりとした温泉卵をのせたご当地グルメ。甘辛いタレとふわふわの穴子がご飯によく合い、食欲をそそる一品。
・ままかりずし
岡山県で「ままかり」と呼ばれるニシン科の小魚を、酢漬けにしてから押し寿司や握り寿司にしたもの。さっぱりとした味付けに魚のうま味が引き立つ郷土料理。
みどころ
・石島八十八石仏
主に県境の山の中に見られる石仏。これは四国八十八か所巡りを島内に再現したもの。木々の間や岩の陰にある石仏を探して、楽しみながら散策することができる。
・瀬戸内海の多島美
石島の山頂まで登ると、青々とした瀬戸内海を見渡すことができる。周辺の島々と空と海のコントラストはまさに絶景。
・山神社
島内で最も大きい神社。石造りの大きな鳥居をくぐり、石段を上ると本堂がある。