基本情報
島名:伊吹島(いぶきじま)
都道府県:香川県
市区町村:観音寺市
指定地域名:伊吹島
面積:1.01 ㎢
周囲:6.2 ㎞
標高:122 m
人口:323人(2020年・国勢調査)
来島者数:10,301人(2021年)
いりこの香り漂う、瀬戸内の風と海が宝の島
香川県の観音寺港から定期船で約25分、県内の有人島としては西端に位置する有人離島。島全体が「新さぬき百景」に登録されており、見どころが随所に点在しています。瀬戸内国際芸術祭の舞台としても有名で、島内には世界中から集まったアーティストたちによるアート作品が並びます。
島の玄関口である真浦港の東側には“イリバ”と呼ばれる、いりこの加工場がズラリ。島の名前を冠した「伊吹いりこ」の生産が盛んで、漁が行われる6月から9月には島全体が活気に包まれます。その他、平安時代の名残を感じられる独特な方言や、まるで迷路のようにくねくねと江戸時代の地割が残る道路道など、古い歴史と心地よい文化が残っているのが特徴です。
グルメ情報
・伊吹いりこ
周辺の良好な漁場を生かした、江戸時代末期からの名物。苦みが少なく香り高いため、旨味が凝縮された上質な出汁をとることができる。
・ベイカ
いりこ漁で一緒に獲れる小さいイカ。磯の香りとイカの旨味が口に広がり、一度食べるとつい手が止まらなくなるとも。お米と炊いてイカ飯にしても絶品。
・イブキホワイト
島民が明治時代から食べ続けているサツマイモの一種。「かんころ」という名の干しイモにしたり、茹でてペーストにしたりと食べ方は様々。
みどころ
・石門
海水の浸食によって作られた石の門。干潮時にはぽっかりと開いた穴を見ることができる。伊吹島を代表するスポット。
・波切不動尊
島の北端の断崖に祀られており、島民からは「お不動さん」の名で親しまれている。桜のアーチと瀬戸内海が同時に楽しめる桜の名所で、桜まつりも開催される。
・アートスポット
瀬戸内国際芸術祭を通して設置された芸術作品の数々。「ハートのベンチ」「トイレの家」「いりこ庵」「大きなイス」など、伊吹でしか出会えないアートが点在している。