基本情報
島名:櫃島(ひつしま)
都道府県:山口県
市区町村:萩市
面積:0.83 ㎢
周囲:4㎞
標高:90m
人口:2人(2020年度・国勢調査)
孤島気分が味わえる!断崖絶壁に囲まれた絶景の島
萩市の北約10kmに位置する櫃島は、室町時代後期の古文書にも「志都島」として登場する歴史ある島です。
現在、島に定住している人はわずか2名。北長門海岸国定公園の区域に指定されており、断崖絶壁の険しい海岸線と、たまねぎ畑や柑橘畑が広がる平坦な内陸部が特徴です。
元文5年の村政概要・地下上申(じげじょうしん)100名以上の島民が住んでいたことが記されており、往時の名残りを残す櫃島八幡宮の境内では萩市天然記念物の「リュウキュウエノキ」を見ることができます。
本土との間を結ぶ定期船は運航されていないため、島に渡るには個人で船をチャーターする必要があります。また、島内に宿や店舗はないため、訪れる際には注意が必要です。
グルメ情報
・たまねぎ
櫃島の特産品の一つ。内陸の平坦地で栽培が行われている。
・甘夏
たまねぎと並ぶ櫃島の特産品。櫃島出身の最後の住人・山根実氏が、およそ500本の甘夏を一人で栽培している。みずみずしく、ほどよい酸味が特徴。
みどころ
・櫃島八幡宮のリュウキュウエノキ
高さ約23m、幹の全周約6.5m、樹齢約400年の大木で、日本で一番大きいといわれている。神社の境内にそびえ立つ姿は神秘的で、悠久の時の流れを感じさせる。
・オケラ
キク科の多年草。野生のおけらは県内でも櫃島でのみ見ることができる。秋になると、独特の形をした白っぽい花を咲かせる。
・櫃島交流施設
2011年に整備された施設。小学生を対象にした離島体験教育キャンプなどの受け入れを行っており、離島での生活や島内探索を楽しむ拠点として活用されている。