基本情報
島名:樋島(ひのしま)
都道府県:熊本県
市区町村:上天草市
面積:3.45 ㎢
周囲:12.2 ㎞
標高:233 m
人口:973人(2020年度・国勢調査)
手つかずの自然が残る閑静な島
天草諸島の一部を形成する金魚のような形をした離島。名前の由来は水を運ぶ「雨樋(あまどい)」。古くから水の供給地として知られており、「水島」という別名を持つほど水が豊富な島です。渡し船などはなく、交通手段は天草上島に通じる「樋島大橋」のみ。車一台しか通れない橋を渡ると、まるで時が止まったような手つかずの自然が待っています。
観光の目玉は美しい海。特に釣りがさかんで、イカダや船に乗って近くの海に繰り出し、本格的な釣りに挑戦できます。ひのしま弁全開の船頭さんと話しながら、素朴な島暮らし気分を味わうにはぴったりです。
グルメ情報
・ガゼ(ゴホンガゼ)
樋島で古くから親しまれているヒトデの一種。食すのは産卵期を迎えた卵の部分。3月から6月にしか食べられない貴重な一品。
・車海老の活き造り
樋島のまわりにある不知火海で獲れた車海老を活き造りに。新鮮だからこそ味わえるプリプリの食感が魅力。
・海鮮漬け
獲れたての魚があまっても、翌日には海鮮漬けに早変わり。旅館に泊まれば二度美味しい。ほかほかご飯にのせて召し上がれ。
みどころ
・樋島大橋
島への玄関口となる橋。信号機で片側通行となる橋は車一台分の広さしかなく、まるで秘密基地に行くような高揚感。
・外平海浜自然観察公園
浜遊びにぴったりな知る人ぞ知る海岸。干潮の時間帯になると、近くの無人島と砂浜がつながり、歩いて渡れる。
・下桶川不動神社の奉納相撲
100年以上続く伝統行事。子どもの健康と成長を願い、赤ちゃんがねじりはちまきとふんどし姿で土俵入りする。