新城島下地(あらぐすくしましもじ)

新城島下地サムネイル

基本情報

島名:新城島下地(あらぐすくしましもじ)
都道府県:沖縄県
市区町村:八重山郡竹富町
指定地域名:八重山列島
面積:1.57 ㎢
周囲:4.8 ㎞
標高:20m
人口:0人
観光客数: 約3,000人

神の使いが舞う、アカマタ・クロマタの神行事

新城島では、今も伝統的な神行事「アカマタ・クロマタ」が受け継がれています。この祭祀は、神の使いとされるアカマタ・クロマタという仮面の神が登場し、島の安寧と五穀豊穣を祈願するものです。毎年旧暦6月、島の氏族にあたる関係者が中心となって執り行われ、島外からの無断立ち入りや撮影が厳しく禁じられている、非常に神聖な儀式です。

特に下地島では、儀式の場となる御嶽や拝所が点在し、その多くが立入禁止区域に指定されています。この行事は、琉球王国時代から続く神信仰の象徴であり、島全体が「神の島」として扱われている理由の一つでもあります。

祈りの場「ヤーヤマ」と、途絶えた解願の風習

新城島には8つの御嶽があり、八御嶽(ヤーヤマ)と呼ばれています。御嶽とは、琉球王国時代から神が宿るとされてきた聖地で、森や岩、小高い丘などの自然そのものが祈りの対象となっています。とくに新城島の御嶽は、拝所や石碑、香炉台(こうろだい)などが整えられた神聖な空間で、かつては島内外の人々が手を合わせる場でもありました。

島では「願いを神に託し、それが叶ったあとは感謝を伝える」ための儀式、「解願(パジニガイ)」が長年にわたり行われてきました。元住民やその子孫が年に一度訪れ、御嶽で静かに祈りを捧げていましたが、1964年を最後に正式な解願は行われておらず、祭事は現在途絶えたままです。その後1984年以降、各御嶽には記念碑が建立されました。

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