基本情報
島名:藍島(あいのしま)
都道府県:福岡県
市区町村:北九州市小倉北区
指定地域名:筑前諸島
面積:0.68㎢
周囲:13.5㎞
標高:25 m
人口:188人(2年・国勢調査)
来島者数:16,100人(年代不明)
人と猫が仲良く暮らす、別名「猫の島」
北九州市の北4.2㎞の響灘にあり、小倉から馬島経由の市営渡船に揺られてわずか35分。南北に細長く起伏の小さな平坦な島で、周囲には良好な漁場が広がっています。
船を降りるとさっそく猫が出迎えてくれる、猫好きにはたまらない「猫の島」。動物写真家の岩合光昭さんも、島の猫を撮影するために訪れました。どの猫も人懐っこく自然と寄ってきますが、エサのあげ方などにマナーポイントがあるので事前に確認を。南の島のようにきれいな海に囲まれているため、シーズンになると釣り人を含めて多くの人で賑わいます。
グルメ情報
・藍の鰆
一般には流通されない、冬のブランド魚。釣った直後に船上で血抜きするため、うまみ成分が増して鮮度も抜群。1月2月にかけてが一番おいしく、漁師たちは刺身をオリーブオイルで食す。
・天然わかめ
島周辺で獲れる天然わかめは、肉厚で適度な粘り気があり、しっかりした歯ごたえが特徴。固い茎の部分を1本ずつ丁寧に取り除くため、柔らかく美味しいところだけを贅沢に食べられる。
・天然ひじき
採取できるのは4月中旬から約1ヵ月限定。やわらかい食感で、噛むとほんのり甘みを感じる。煮物はもちろん、炊き込みご飯にしても味わい深くて美味。
みどころ
・千畳敷
島の最北端にある海岸で、潮が引くと畳を敷いたような広い岩盤が一面に現れる。目の前には貝島、右手には姫島が望め、干潮時にはどちらにも歩いて渡れる。
・藍島遠見番所旗柱台
1721年(享保6年)に、中国からの密貿易船を見張るために建てられた。密貿易船を見つけると、大旗を旗柱台に掲げて急報する仕組み。県指定史跡に指定されている。
・藍島の盆踊り
市指定無形民俗文化財。樽と太鼓と三味線の勇壮な曲に乗ってリズミカルに踊る盆踊りで、豪快な響きには“海の男の心意気”があらわれている。