未経験から「惹かれる」インタビュー記事を作る方法。後編:惹きつけられる記事を書くコツをご紹介

惹きつけられるインタビュー記事を書くコツ

読み手が記事を読みたくなる一番のポイントは、書き出しの部分です。あなたも導入部分が面白いと、続けて本文を読みたくなりませんか?しかし書き出しに力を入れず、インタビューをした時の会話をそのまま記事にしてしまうと、読み手の興味を引けず最後まで読んでもらえません。

後編となるこの記事では、惹きつけられる導入を書くコツと、インタビュー記事のクオリティを挙げるポイントをご紹介します。これを学ぶと、あなたも魅力的な記事を書けるようになりますよ。

インタビュー準備について解説した前編はこちら。

まず基本の構成を決める

打ち合わせ

構成とは「話の流れ」のこと

記事の構成と聞くと難しそうですが、構成とはすなわち「話の流れ」のことです。
どの順番で話を進めれば、読者がすんなりと理解できるか意識して組み立てましょう。

インタビュー内容の順のまま記事にする必要はない

意外かもしれませんが、インタビューで出た話題を順番通りに記事に書く必要はありません

話の順番を入れ替えたり、語尾を調整したりすることで、より伝わりやすい文章にすることができます。一番大事なポイントは、インタビューの目的に沿った記事になっているかどうかです。

ただし、事実を捏造することは絶対に厳禁!内容を変更した場合は、必ず相手に確認して許可をもらいましょう。

見出しをつける

記事の内容を細かく書く前に見出しを決めると、自然と記事の流れも決まるのでおすすめです。
先に決めた構成を2〜3の話題で区切って小見出しをつけると、本の目次のように記事全体の構成も明確になるため、読み手にとってもより分かりやすい記事に仕上がります。

惹きつけられる見出しはどうやってつける?

考える手元


ここで、おすすめの見出しのつけかたを3つご紹介します。

インタビューでキーとなった言葉を使う

インタビューの中で特に印象的だった発言を見出しにすると、読者の興味を引きやすいです。例えば「はなれじま広報部」のインタビュー記事では、このような見出しをつけています。

【坊勢島】「なんでそんなに高いん?」から始まるサバのブランド戦略

「なんでそんなに高いん?」のように、インタビューで出てきたセリフをそのまま使うことも効果的でおすすめです。

そのセクションの内容を端的に言い換える

インタビューの内容を要約し、端的に伝える見出しをつけると、読者がスムーズに内容を理解できます。
例えば、「ブランド魚に力を入れる理由」や「収益を生む商品開発のススメ」など、ポイントを明確にしましょう。

関連記事①:【坊勢島】私たちが、ブランド魚に力を入れる理由 -坊勢漁業協同組合 上田 章太 #2
関連記事②:【淡路島】毎年新商品を発売!収益を生む商品開発のススメ –株式会社今井ファーム 今井 剛 #2

記事の目的をそのまま見出しにする

記事の目的が明確であれば、それを見出しにするのも効果的です。ただし、あまりに要約された見出しだと、読者の関心を引きにくく記事を読んでもらえない可能性があるため注意が必要です。

惹きつけられる書き出しとは

キーボードタイピング


記事を書くときに最も重要な「書き出し」について、何を書けばいいのか、どのように書けばいいのかを説明します。

導入文でインタビュイーの紹介をする

記事の冒頭では、インタビュイー(インタビューの相手)の紹介を入れることで、読者に「この人の話をもっと知りたい」と思わせることができます。

人は相手の一部分だけを知ると、さらにほかの部分まで知りたくなる特徴があります。

あなたも初めて見た芸能人についてもっと知りたくなり、Wikipediaでプロフィール検索をした経験はありませんか?また写真を掲載して顔や表情が先に分かると、文字で説明するよりもインタビュイーへの興味関心を持たせられて効果的です。

ぜひ写真と一緒にインタビュイーがどんな人物なのか簡潔に説明して、読み手の関心を引く導入文を書きましょう。

続きが気になる書き方をする

導入文でインタビュイーの紹介ができたら、次は読み手が「この先も読み進めたい」と思うような話題の書き方を意識しましょう。

例えば「はなれじま広報部」のインタビュー記事では、自己紹介に続く本文で、淡路島の玉ねぎ農家さんの話を、
「私たちが栽培する玉ねぎの糖度はみかん並なんですよ。」
で一度止めています。

参考記事:【淡路島】楽天を起爆剤にした玉ねぎ農家の「選択と集中」 –株式会社今井ファーム 今井 剛 #1

こうすると「みかん並みに甘い玉ねぎってなんだ!?」と気になって続きを読みたくなりますよね。
このようにインタビュイーの意外な発言や、エピソード、記事の核心に触れるような一文を要所に配置することで、読み手の興味を引くことができます。

質問文の書き方

構成を考える手元

最後に、インタビュー記事のクオリティを底上げする、質問文の書き方をご説明します。

記事の構成やテンポを左右する重要な部分

質問文は単なる問いかけではなく、記事の流れやテンポを決める重要な部分です。
「~ですか?」と問いかけるだけでなく、「〜ということですね」と話を整理したり、「〜について教えてください」と話題を展開する際に質問を活用するようにしましょう。

読み手が気になることを意識する

読み手が記事を読みながら感じる疑問や、もっと深く知りたいと思うポイントを意識して質問を作成しましょう。これにより読み手の共感を引き出し、より引き込まれる記事にすることができます。

実際の質問から言葉を変えてもよい

インタビュー時の会話では指示語や専門用語が多くなりがちです。記事にする際は、「それ」や「さっきの」といった指示語を具体的な言葉に置き換えたり、専門用語をわかりやすく説明したりして、読み手が記事の内容に集中できるようにしましょう。

ポイントを押さえて、メッセージを抽出すべし

インタビューのすべてを文章にすると、情報が散乱し、文字数も多くなってしまいます。ここまでに説明したポイントとなる部分を意識しながら、読み手に伝えたいメッセージを選び抜き、要点を整理してまとめることが大切です。

以上がインタビュー記事を書くコツと、記事の中で押さえておくとよいポイントでした。
ここで得た知識をインタビュー記事作成に生かせば、読者が最後まで読みたくなるハイクオリティな記事が仕上がりますよ。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
もし自力での記事作成が難しい…と感じた場合は、私たちにご相談ください。あなたの理想の記事を作成する力になります!

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