未経験から「惹かれる」インタビュー記事を作る方法。前編:失敗しないための事前準備とは

失敗しないインタビューのコツ

インタビュー記事を見かけるとつい最後まで読んでしまいませんか?インタビューにはインタビュアーの経験や想いが詰まっていて、動画を見るより短い時間で読み終えられるため大変効果的です。

とはいえ、インタビュー記事を掲載したいと思っても、どこから手をつければいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

インタビューの相手は決まったけれど、具体的に何を聞いたらいいかわからなかったり、インタビューはしたものの、記事としてどうまとめればいいのかわからなかったり、悩んでしまうこともあるでしょう。

前編となるこの記事では、インタビューの事前準備と、初めての人でも失敗しないインタビューのコツを解説します。

まずはインタビュー記事を作る目的を明確に

カメラで狙いをつける

何を伝えるためのインタビュー記事か?

インタビュー記事の目的によって、構成や内容は大きく変わります。まずは「誰に」「何を伝えたいのか」を明確にしましょう。例えば、自社商品を導入している顧客に使用感を聞くインタビュー記事や、企業の魅力を新入社員や求職者にアピールする採用ブランディング記事、さらには自社の創業ストーリーを伝えるための代表・経営者インタビューなど、さまざまな目的が考えられますよね。

何を伝えるか明確にできたら、さらに記事を読んで欲しい相手がどんな人なのかを意識すると、より伝わりやすい内容をイメージできるので、記事の方向性を決定できます。

目的を明確にするための考え方=逆算

インタビュー記事を作成する際は、最終的なゴールを逆算して考えることが重要です。

例えば、新入社員や求職者に会社の雰囲気を伝えたいのであれば、そのために必要な情報を引き出す質問を準備する必要があります。また、自社のブランディング力を向上させたい場合は、企業の強みや特徴を際立たせるインタビュー内容が適していますよね。

一番NGなインタビューは、ゴールがないままだらだらと話を聞いてしまったり、相手に目的を共有しなかったため意図していた内容と別の話題で時間が過ぎてしまうこと。

貴重な時間を割いてインタビューを受けてくれる相手のためにも、インタビューに関わる人全員に目的を共有して、時間を有効に使いましょう。

さあインタビューをしよう

インタビュー風景

大まかな構成を決める

インタビューをスムーズに進めるためには、確実に聞きたいことをメモに書きだして、事前に大まかな流れを決めておくことがポイントです。

ただし、あまりにしっかりと決めすぎると話が広がらない可能性もあるため、確実に聞きたいことリストを作りつつ、インタビューの流れに柔軟に対応する余地を残しておきましょう。

またインタビューに慣れた相手だと、毎回同じことを聞かれるため決まった回答がすでに出来上がっている場合があります。せっかく直接話せるインタビューの機会なので、まだ公式に公表されたことがないちょっとした話も聞きだしたいですよね。

そのためにはリラックスした雰囲気で会話を進め、会話の広がりを楽しむ気持ちでインタビューに臨みましょう。

相手のことを徹底的に調べておく

インタビュー当日にリラックスするためには、相手のことをよく調べておくことが効果的です。相手をよく知ることで、自然と親近感が沸き、初めて顔を合わせたときでも、より深い質問ができるようになります。

例えば、相手の公式サイトやSNS、過去のインタビュー記事を確認することで、既存の情報を知ることができますよね。言うなれば、相手のファンになって行くつもりで調べると、さらに聞きたいことが浮かんできます。

ここで調査が浅いと、相手からの回答も浅くなってしまうため、十分なリサーチを行うことがインタビューの出来栄えを決める分かれ道です。

インタビュー当日は会話を楽しむ

インタビュー当日は、あらかじめ用意した質問をするというよりも、会話を楽しむ気持ちで臨むことが大切です。

最初はうまくいかないこともありますが、場数を踏むことで徐々に慣れていくもの。筆者も緊張しすぎて、インタビュー中に同じ質問をしてしまったことがあります。

しかし、そんなミスから会話が広がることもあるので、何か失敗してもいいから、たくさん相手と会話をしてみましょう。また、どうしても聞きたかった質問を聞きそびれてしまったら、後日メールを送って追加の質問するという方法もあります。

このような保険も考えておくと、当日の緊張がゆるむのでおすすめです。

テーブルの上のハチミツみかんジュース

「録音」は必ずしておくこと

メモを取ることも大切ですが、話の流れを正確に記録するためには録音が欠かせません。

メモを取ると、その時間会話が止まってしまうこともしばしば。メモには要点やキーワードのみを書き留めるようにし、詳細な内容はボイスレコーダーを使って記録することがポイントです。特に重要な部分は一句一音間違えないように記録することが求められます。

人の名前や商品名、心を動かされた誰かの言葉、などなど「そこを間違えてはインタビューの価値が半減してしまう」ような重要な部分は、記憶ではなく機械に頼って確実に持ち帰りましょう。

スマホの録音機能を活用するのもよいですが、専用のボイスレコーダーを使うことで、よりクリアな音質で記録が可能になります。一度、機材について考えてみるものいいですね。

また録音データのバックアップ方法や、編集しやすいツールの準備もしておくと安心です。
なお、録音を行う際には一言インタビュー相手に断っておくようにしましょう。

インタビューは事前準備が大切

以上がインタビューの事前準備と、インタビュー当日のポイントでした。インタビュー記事を作成するには、明確な目的を持ち、しっかりとした準備をすることが重要です。

読者にとって魅力的な記事を作るために、ぜひ今回のポイントを参考にしてみてください!
後編では、持ち帰ったインタビューの内容を記事にする際のポイントを解説します。

後編の記事はこちら:未経験から「惹かれる」インタビュー記事を作る方法。後編:惹きつけられる記事を書くコツをご紹介

関連記事

  1. ECサイトにコンテンツは必要?ズバリお答えします。

  2. スマートアイランド登録は補助金に影響する?

    スマートアイランド推進プラットフォームに登録!補助金採択は有利になる?

  3. 無料のプレスリリースで新聞取材を獲得した老舗銭湯から学ぶ「低予算広報」のススメ

  4. SNSの使い分けを事例で解説!魅力発信・観光客増加につなげるSNS活用方法とは

  5. ECサイトと相性の良いコンテンツの作り方、ご紹介します。

  6. 離島に特化した補助金2つをご紹介!ビジネスで活用できる可能性も

インタビュー記事バナー
Instagrambanner
プレスリリースバナー
導入事例記事バナー