はじめまして!「はなれじま広報部」の部員Bです。
とにもかくにも猫が好き。私を一言で表すとおそらくこうなります。気づけば猫の動画を見ていたり、外で見かければつい足を止めたり。旅先でも、結局目で追っているのは猫ばかりです。
その中で、「はなれじま広報部」のメンバーが撮ってくる猫島の写真について、ずっと気になっていたことがありました。観光客も多いはずなのに、写る猫たちが「なぜこんなにも無防備なのか」ということ。

メンバーが撮った写真。かなり無防備です…
猫は、本来もっと警戒心の強い動物のはずです。初めて会う猫から寄ってきてくれることなんて、そうそうないはずです。それなのに、写真に写る猫たちは、あまりにも力が抜けている。
「人に慣れているから」というのも理由のひとつだと思います。でも、それだけでここまで無防備になるものでしょうか。その答えをちゃんと自分の目で確かめたくて、初めての猫島、初めての相島へ。いったいどんな「無防備猫」に出会えるのか、とても楽しみです。
島にあふれる、力の抜けた猫たち
やはり猫島と呼ばれるだけあって、島のあちこちに猫の姿が。群れで過ごすというよりは、多くても3匹ほど。むしろ1匹で過ごしている猫のほうが多い印象です。

メンバーが写真を撮ったのと同じベンチ。この日も、猫が気持ちよさそうに寝ていました。
そのほかにも、

舌を出しながら眠る子。

お腹を見せて眠る子。

重機の上でも。
そして、

近づいても、

草を踏む音を立てても、このとおり。この島の猫は本当に無防備です。必要以上に警戒している様子はありません。
どの子にもほとんど緊張感がないのです。場所が変わっても、猫たちは同じように力を抜いて過ごしていました。

ずっとゴロゴロしていた子

毛繕いに抜かりのない子

ご飯の途中に、少しだけこちらを気にする子
どの猫もとにかくかわいい。写真を見返しては、ついニヤニヤしてしまいます。
「懐いている」だけでは説明できない距離感
人と接する機会が多いからこそ、人に慣れていて無防備なのだろうと最初は思っていました。実際、近づくと反応してくれる猫がほとんどです。向けられたカメラに興味を示したり、自ら距離を縮めてきたり。

この子は、釣り人からもらった魚を咥えたまま目の前まで来てくれました。「どやぁ」といった表情でしょうか。
ただ、島を歩いているうちに「人慣れしているだけでは?」という考えは少しずつ変わってきました。「懐いている」という言葉だけでは、どうもしっくりこないのです。
人に寄ってくる猫もいれば、まったく気にしていないように見える猫も多い。近くにいても特に関心を示すわけでもなく、ただそのままの姿で過ごしている。嫌がっているわけでもなく、かといって積極的に関わってくるわけでもない。その距離感がとても自然なのです。
「懐いている」というより、知らない人が近くにいることが当たり前になっているような印象。もしかすると、この無防備さは、慣れとは少し違うところにあるのかもしれません。
なぜ、無防備でいられるのか?
では、なぜ猫たちはここまで無防備でいられるのでしょうか。島を歩きながら、理由を考えてみました。
まず感じたのは、危険の少なさです。相島では車の往来はほとんどなく、大きな音や急な動きもあまりありません。猫にとって、身構える場面自体が少ないように思えます。

道路脇で眠る子

道路の真ん中で休む子
そして、人との距離感。観光で訪れている人の多くは猫に近づき、実際に触れています。ただ、その関わり方はどこか穏やかで、無理に追いかけたり、嫌がるほど距離を詰めたりする様子は見かけません。

寝ている猫にパーカーをそっと掛け、隣で読書をしている観光客の方もいました。
この島を訪れる人のほとんどは猫を目的に来ているはずです。実際に見ていても、猫が好きな人ばかりだというのが伝わってきます。だからこそ、距離の取り方も上手い。
無理に構わず、様子を見ながら。そんな関わり方が、観光客同士で自然と共有されているような感じです。そうした関係性が警戒心のなさや無防備さにつながっているのでしょう。
今回相島を訪れてみて感じたのは、猫たちの無防備さは、島ならではの条件が重なった結果として生まれているのではないか、ということでした。
島は猫にとっての楽園なのかも?
猫が目的で訪れる人が多く、猫との距離感をよくわかっていること。
車などの危険が少なく、猫にとって身構える場面が少ないこと。
そうした環境があるからこそ、猫たちは力を抜いて過ごしているのでしょう。

観光客を見上げる子
もちろん、島の方たちが毎日お世話をし、見守っているからこそ、猫たちは人に対して警戒せず安心して過ごせているのだと思います。そして、こうした条件は相島だけではなく、他の猫島にも共通しているのかもしれません。
猫が特別に懐いているというよりも、無防備に過ごしていても問題のない環境がある。そう思って見てみると、あの無防備な姿にも、どこか納得がいきます。
最後に。
私は、毛繕いをしている猫が特に好きです。

企画・執筆:部員B
編集:ハテシマサツキ





