基本情報
島名:釣島(つるしま)
都道府県:愛媛県
市区町村:松山市
指定地域名:忽那諸島
面積:0.36㎢
周囲:2.8㎞
標高:151m
人口:33人(2020年度・国勢調査)
県内最古の灯台がシンボル!ひょうたん型の島
釣島は愛媛県松山市から西方へ約5km、忽那諸島に属しています。島の形はぽってりとしたひょうたん型で、北部の平地に集落が集中しています。平地以外は山林が広がっており、山の斜面を利用して柑橘類(主にいよかん)の栽培が行われています。近海は豊富な漁場に恵まれており、特にタコ漁が有名です。
釣島のシンボルは、1873年に英国人の技師によって建てられた白亜の灯台です。愛媛県では最も古い灯台であり、現役で稼働しています。
釣島へのアクセス
釣島の玄関口は島北部にある釣島港です。釣島港へは、三津浜港と高浜港からフェリーでアクセスできます。各港から釣島港へは1日1~2便就航しています。釣島内には宿泊施設や売店がないため、フェリーの時間に合わせて渡航するようにしましょう。
みどころ
・釣島灯台
明治政府の開国政策によって建てられた灯台。大きな改修工事などはなく、当時の姿を今も保っている。建築技師および初代灯台長はイギリス人が務めた。
・灯台旧官舎
釣島灯台が機械化されるまで、灯台守の宿舎として使用されていた。現在は松山市の有形文化財に登録されており、年に3回内部公開されている。
・海水淡水化施設
2004年から稼働しており、海水から飲み水を作っている。海水淡水化施設ができる前は、興居島から船で飲み水を運んでいた。
・五十鈴神社
島の北部と東部の二か所にある神社。「漂流者の魂を祀っている」「流行り病から島を救った」などの言い伝えがある。東側の五十鈴神社は東の明神様と呼ばれている。
・タコ壷
古くからタコ漁が盛んな釣島。フェリーから降りると、大量のタコ壷が整然と並ぶ光景が出迎えてくれる。釣島はアジやメバルなども釣れるので、釣り客に人気。