築島(つきしま)

築島サムネイル

基本情報

島名:築島(つきしま)
都道府県:宮崎県
市区町村:串間市
指定地域名:南那珂群島
面積:0.24 ㎢
周囲:2.2 ㎞
標高:102 m
人口:9人

61円から始まった歴史、イセエビ漁で栄えた島

宮崎県串間市の東部、市木浦の湾口に位置する島。明治時代に愛媛・宇和島の漁師、築嶋藤吉(つきしまとうきち)氏がこの島を61円で買い取ったことを示す売渡証が現在も島の宝として保管されています。藤吉の苗字、築嶋が島名の由来となりました。

島の周辺の海は珊瑚礁を中心とする様々な生態系が形成されており、漁業が盛んでした。特に秋のイセエビ漁は有名で、かつてはその収入だけで半年は漁をせずに生活できたほどです。現在島への定期航路はなく、島民は自分で船を操縦して対岸へ行きます。

島には商店もないため、食材の買い出しにも船を出す必要があります。港にはトイレや東屋、ジャブジャブ池(かつて子ども用のプールとして利用された)が整備されており、島に活気があった頃の名残を感じ取ることができます。

グルメ情報

・イセエビの刺身
高級食材として知られるイセエビ。刺身はプリプリとした食感で甘みが強い。

・ごんぐり
日南地域ではマグロの胃袋のことを「ごんぐり」と呼び、これを炒めたものが食卓に並ぶ。新鮮なマグロでしか作ることができない伝統的な家庭料理。

みどころ

・恵比須神社
漁の安全や大漁を祈願するための神社。毎年1月に恵比須祭が行われる。

・港の壁画
恵比須様や島の風景が描かれた壁画。描かれたのは1997年頃で、2008年に住民によって修復が行われた。

・発電用風車の土台跡
インフラが整備される以前は風力発電が行われており、かつての風車の土台が現在も残されている。

・ビロウ
ヤシ科の常緑高木。大きな扇形の葉を持ち、先端が垂れ下がるのが特徴。築島に生育する代表的な植物で、かつては団扇や笠の材料として使われていた。沿岸沿いに群生したビロウを見ることができる。

築島の記事はこちら

この記事は現在準備中です。
この記事は現在準備中です。
与島のバス停

関連記事

  1. No.115 鹿島

    鹿島(かしま)

  2. 神集島サムネイル

    神集島(かしわじま)

  3. 日ノ島サムネイル

    日ノ島(ひのしま)

  4. 屋形島サムネイル

    屋形島(やかたじま)

  5. 野崎島サムネイル

    野崎島(のざきじま)

  6. No.17 宮戸島

    宮戸島(みやとじま)

インタビュー記事バナー
Instagrambanner
プレスリリースバナー
導入事例記事バナー