基本情報
島名:鼕泊島(とうどまりじま)
都道府県:長崎県
市区町村:佐世保市
指定地域名:九十九島
面積:0.1 ㎢
周囲:2.0 ㎞
標高:42 m
人口:有人島?(2020年度・国勢調査は人数不明)
観光客数:4,303,000 人(2022年度)
国立公園指定70周年を迎える「西海国立公園」の一部
「九十九島(くじゅうくしま)」は、“数えきれないほどたくさん”の、という意味の九十九という名前の通り、大小208の島々からなる風光明媚な景勝地。鼕泊島はその島々のうちの一つで、北側に位置しています。
人が住んでいらっしゃるのは「黒島」「高島」「前島」「鼕泊島」の4島だけ。島々は自然が手付かずの状態で残っていて、海岸線の81.5%が自然海岸のまま保全されている状態です。「九十九島」のほぼ全域は「西海国立公園」に指定されていて、2025年に国立公園指定70周年を迎えます。
鼕泊島へのアクセス
近くの前島との間に「鼕泊橋」が架かっていますが、鼕泊島への直接の公共交通手段はなく、訪れるには佐世保市内の港からチャーター船を利用する必要があります。
また車で訪れる場合は、長崎県道18号佐々鹿町江迎線を利用するのが一般的です。まず矢岳を経由して前島へ向かい、さらに前島から「鼕泊橋」を渡って鼕泊島へ訪れることができます。
多様な植物が花を咲かせる豊かな自然
鼕泊島は九十九島の中でも特に自然環境が豊かで、手つかずの自然が多く残されている島。特に春から夏にかけては多様な植物が花を咲かせるため、自然愛好家の散策に人気の島です。
7月に見ごろを迎えるハマボウの花は、丸みを帯びた黄色い花弁が可愛らしい、内湾海岸に自生する塩生植物です。青々とした九十九島や、透き通った海、夏空とのコントラストが美しく、写真を撮りに遠方からも愛好家が訪れます。