基本情報
島名:寺島(てらしま)
都道府県:長崎県
市区町村:佐世保市
指定地域名:平戸諸島
面積:1.3 ㎢
周囲:8.8 ㎞
標高:38 m
人口:9人(2020年度・国勢調査)
来島者数:-
ポットホール(玉石甌穴)のある石垣が美しい有人離島
長崎県佐世保港からフェリーで約2時間半、宇久島の西約2.5kmに位置する小さな島。宇久島の東光寺の寺領だったことから寺島という名が付きました。かつては遠洋漁業船の拠点として繁栄し人口は500人を超え、小学校・中学校、商店などもありましたが、現在は過疎が進んでいます。
島西部のノリ瀬には県の天然記念物に指定されているポットホール(玉石甌穴)があり、ポットホールを目的に訪れる観光客も多くなっています。また、寺島漁港は天然の良港で四季を通してさまざまな魚が釣れることから釣り人にも人気の島です。
美しい石垣が続く集落やプライベート感のあるビーチなど見どころの多い島であることから、観光資源を活かした活性化が期待されています。
グルメ情報
・鮮魚
寺島漁港は天然の良港で、漁港内ではアオリイカ、メバル、カサゴ、アジなど多くの魚を釣ることができる。
みどころ
・ポットホール(玉石甌穴「ぎょくせきおうけつ」)
岩の窪みに入った石が波で回転し岩を削ってできた深さ3m、口径2mの穴。中の石は直径50cmの球形になっており、信仰の対象にもなっている。世界的にも珍しいもので、県の天然記念物に指定されている。
・白浜(シロマ)
島で唯一の砂浜。透明度の高い海と白い砂が美しい。こじんまりした雰囲気が格別。海の向こうには平戸島の屏風岳が見える。
・金刀比羅神社
小高い丘の上に位置し、港と集落を一望できる。境内の木には大きな丸いこぶがありユニーク。
・若宮神社
寺島湾に浮かぶ小島に設置されている。白い石垣と海と空の青、生い茂る緑のコントラストが美しい。宗像三女神が祀られており、6月と9月には祭礼が行われる。
・石垣が美しい集落
板張りの外壁に瓦屋根がかけられた昔ながらの家屋が立ち並ぶ集落では、整然と積まれた石垣の道が続く。土地の傾斜に合わせて高くなっていく石垣の景観が素晴らしい。