基本情報
島名:竹ノ島(たけのしま)
都道府県:長崎県
市区町村:西海市
面積:0.08 ㎢
周囲:4.1 ㎞
標高:33 m
複雑に入り組んだ入り江の島
大村湾の西部に位置し、前ノ島や勘兵島と近接して浮かんでいます。たくさんの入り江が特徴的なリアス式海岸となっていて、その入り江を利用し、カキの養殖がおこなわれています。本土との距離は100メートルほどで、定期船はありません。かつてはオリーブの栽培が盛んな島でしたが、現在ではおこなわれていません。
島には夏に薄黄色の花を咲かせる植物のハマボウの自生地があります。ハマボウは長崎県の準絶滅危惧種に指定されており希少な植物ですが、西海市のシンボルの花木です。
竹ノ島がある西彼町大串郷は、クロダイの魚影が濃いため、釣りスポットとしても狙い目で、キスやスズキも狙えます。
グルメ情報
・牡蠣
大村湾は牡蠣の養殖が盛んで、竹ノ島でも行われている。大村湾の塩分濃度はやや低く、波が穏やか。そんな湖のような海で育った牡蠣は、身が柔らかく濃厚な甘みと旨味が凝縮されている。口に入れた瞬間に広がる潮の香りと旨味がたまらない。
・茹で干し大根とかんぼこの煮物
西海市の郷土料理で、「かんぼこ」は長崎の方言で、かまぼこのことを言う。保存食の茹で干し大根を水で戻し、薄切りにしたにんじんや長崎のかんぼこと一緒にだし汁で煮たもの。ほっこりできる懐かしい味わい。