基本情報
島名:平島(たいらじま)
都道府県:鹿児島県
市区町村:十島村
指定地域名:南西諸島
面積: 2.08㎢
周囲:4.5㎞
標高:243m
人口:71人
来島者数:366人
森と海から自然の力強さを感じる、渡り鳥の楽園
トカラ列島の中央部に位置する島。昔ながらの風俗を今に色濃く残し、中世の頃から続く元服の儀式をほとんどそのままの形式で行っているのは平島だけ。祭りや季節の行事も旧暦で行われています。
守り継ぐことの尊さを感じさせるのは人々の風習だけでなく、1000年以上島を見つめ続けてきたガジュマルや、潮の干満によってつくられた大きな潮溜まりなど、自然の風景からは神秘的な力が伝わってきます。
春になると南方からの鳥たちが渡ってくることから、バードウォッチングの名所としても知られ、ゴールデンウィーク前後のシーズンには全国各地から観光客が訪れます。
グルメ情報
・トビウオ
5月から6月にかけて、大量のトビウオが産卵のため沿岸部に押し寄せる。その勢いは網ですくって獲れるほど。
みどころ
・平家の穴
平家の落人がトカラに初めて流れ着いた地とされる平島で、都からの追手を監視するために作ったと言われる洞窟。
・甌穴
岩場のくぼみに入り込んだ小石が潮の干満で長い年月をかけて岩を削って形成された潮溜まり。他に類を見ないほどの大きさと自然にできたとは思えない美しい円形が魅力。
・ガジュマルの巨木群
島で一番大きなガジュマルの木は樹齢1000年以上と言われている。幾重にも絡み合う気根
から生命力の強さが伝わってくる。
・大浦展望台
放牧場を抜けるとたどり着く広場の奥の展望台。晴れた日にはトカラ列島の全島を見ることができる貴重な場所。
・あかひげ温泉
コミュニティーセンター内で火・木・土曜に営業している有料の公衆浴場。泉質は単純温泉で、神経痛、筋肉痛、疲労回復などの効能が。