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日向灘沖に位置し、面積の8割以上が山林に覆われた自然豊かな島。海中にはテーブルサンゴやソフトコーラルをはじめとした100種類以上のサンゴが群生しており、国内最大級の規模を誇ります。

また、島内最高峰の遠見場山では毎年春になると遊歩道沿いに植えられた数百本のツツジが咲き誇り、美しい「ツツジロード」が現れます。島野浦島はその美しい自然景観から、日豊国指定海岸公園の一部に指定されています。

島の主産業は水産業や水産加工業で、島民のほとんどが漁業関係者です。イワシやマグロ、キビナゴの漁が盛んで、その日に水揚げされたキビナゴをすのこに並べて天日干しする様は島の風物詩です。2022年には島で唯一の食堂「満月食堂」がオープンし、観光客や島民の憩いの場となっています。

・あげみ
魚のすり身を天ぷらにした「あげみ」は島の名産品。漁協の直売所などで購入することができる。

・濃厚鯛ほぐれ
真鯛をフレーク状にしたご飯やお酒のお供。醤油味と塩味の2種類が販売されており、どちらも延岡産の調味料を使用している。

・ひら
魚で出汁を取って煮付ける郷土料理。具材には主に「あげみ」が使われる。

・福聚寺（ふくじゅじ）
江戸時代の儒学者、大塩平八郎の娘である関月尼（かんげつに）が尼僧として数年過ごした寺。その間、読み書きや縫い物などを島民に教えたと伝えられている。本堂脇には「関月尼居住の寺」の石碑が立つ。

・喧嘩神輿
毎年11月に島野浦神社で秋季大祭が行われる。神輿と太鼓が激しくぶつかり合う喧嘩神輿は長年にわたり受け継がれてきた伝統で、島外からも多くの観光客が見物に訪れる。

・シーカヤック体験
島の北側にある小さな入り江、影ヶ谷で体験できるシーカヤック。美しい海を間近で楽しめるとして人気のアクティビティ。