基本情報
島名:志賀島(しかのしま)
都道府県:福岡県
市区町村:福岡市
面積:5.82 ㎢
周囲:11 ㎞
標高:169 m
人口:1,438人(令和2年・国勢調査)
古代ロマンと絶景が広がるアドベンチャーの島
博多湾の北側「海の中道」の先端にある島で、市内中心部から約1時間。フェリーの他、電車や車でも気軽に足を運べる離島です。島の一部や周辺海域が玄海国定公園に指定されており、周りの海は色が澄み渡って絶景。
社会の教科書にも掲載されている『漢委奴国王』の金印(国宝)が発掘された場所として有名な他、「わたつみ神」への信仰と伝統を誇る民俗文化の宝庫として知られ、島内を訪れる研究者たちが後を絶ちません。また、島内に鎮座する志賀海神社は“海の神様”錦津見三神を祀る、全国の錦津見神社の総本営。歴史的にも知れば知るほど、奥の深い島です。
車でアクセスできることから、マリンレジャースポーツやドライブ、自転車でのツーリングでも人気を博しています。
グルメ情報
・金印アジ
界隈に生息するアジで、獲れるのはわずか2~3ヵ月ほど。大ぶりで黄金色なのが特徴。程よく脂が乗り、身は締まって絶品。刺身でも、フライでも。
・びわ
初夏の頃、民家の庭に多くの実をつけていたが、いまでは数少ない高級果実。太陽の栄養をたっぷり閉じ込めて甘み満点で、ジャムにも加工されている。
・ニューサマーオレンジ
初夏の訪れを知らせる果物。白い薄皮まで甘く、おいしく食べられる。柚子やレモンを思わせる爽やかな香りで、甘みと酸味のバランスが秀逸。
みどころ
・志賀海神社
三大海神のひとつである綿津見神を祀り、「海上安全の神」として古代より信仰されてきた。4月15日と11月15日には、豊作と豊漁を願う『山ほめ祭』が開催される。
・万葉碑めぐり
万葉集には志賀島に関する23首の万葉歌が詠まれており、島内には10基の万葉碑が建てられている。近年はタクシーで巡る女性客の姿が増加中。
・金印公園
1784年に、この付近で『漢委奴国王』の金印が発見されたことを記念した公園。能古島や玄界灘が望め、自然の中で歴史に触れることができる。