基本情報
島名:野甫島(のほじま)
都道府県:沖縄県
市区町村:伊平屋村
指定地域名:沖縄諸島
面積:1,08㎢
周囲:伊平屋島に含む
標高:43 m
人口:86人(2020年度・国勢調査)
手付かずの自然が残る美しい海と塩の島
野甫島へは、伊平屋島でレンタカーを利用して野甫大橋を渡るとすぐの到着です。地元の方達は「ヌーフ」とも呼んでおり、琉球石灰岩で構成された平らな島です。手付かずの自然が残っており、「野甫ブルー」や「サンゴの楽園」、「塩の島」と言われています。
近年では沖縄最大級のテーブルサンゴ群を発見し、ダイビングスポットとして観光客が集まっています。また、沖縄では珍しい稲作も盛んな地域です。ブランド米の「ちゅらひかり」や、地酒と泡盛の原材料となるタイ米を栽培しています。
グルメ情報
・塩
野甫の塩と言えば、手もみで作られている特産品の「塩夢寿美(えんむすび)」。ミネラルがバランスよく含まれ、コクのある旨味が特徴。作り方も他とは違い、かん水後は火入れをせず、結晶箱に入れて太陽光でじっくり凝縮させる。
夏は28日、冬は1〜2か月もの時間をかけ、毎日丹念に手もみを行う。グルメ雑誌やマスコミなどでも紹介され、数々の受賞歴を持つ塩だ。お取り寄せも対応しており、プレーン塩やピパーズ塩、カレー塩、爽快ピリ辛ブレンド塩、ゆず塩と「塩夢寿美」を使用した5種類のフレーバーがある。
みどころ
・前田の浜
午前は透き通った淡い水、午後ははっきりした濃いブルーの2種類を楽しめるビーチ。
高確率でウミガメを見られ、防波堤はSNS映えスポットとしても注目されている。
・野甫公園展望台
道中はサトウキビ畑になっており、海以外の景色を楽しめる。
高台に作られている小さな展望台で、米崎海岸や野甫大橋、野甫港、無人島の「ジューマ」など観光スポットが一望できる場所だ。
・小さな島の小さな商店
「国の島の宝100景」に選ばれている商店で、看板もなく普通の一軒家としてたたずんでいる。
大きな声で挨拶をすると、のんびりとおじいさんがやってくるそう。
離島ならではの、温かいありのままの空気を感じられる。