基本情報
島名:長島(ながしま)
都道府県:長崎県
市区町村:壱岐市
指定地域名:壱岐島
面積:0.51 ㎢
周囲:4.5 ㎞
標高:50 m
人口:91人(2020年・国勢調査)
出会うのは、人より牛? 漁業が盛んなのんびり島
壱岐島の南西約5㎞に位置する島で、隣接する大島・原島と構成される「渡良三島」のひとつです。大島との間は1999年に「珊瑚大橋」が架橋され、自動車での往来が可能になりました。
島の周囲は良好な漁場で、島全体で漁業が主流。江戸時代には平戸藩の流刑地とされ、また太平洋戦争時には旧陸軍の砲台が置かれるなど、歴史も深い島です。民家が集中する南東面は耕地が開けており、和牛の飼育が盛ん。島のあちらこちらで、牛の放牧の風景に出会います。
一方、対馬海峡を望む北西側は、海岸線と草原が見事なコントラストを形成。夏場はコバルトブルーの鮮やかなビーチを、ひとり占め感覚で満喫できます。
グルメ情報
・ブトウイカ
別名「ブドウイカ」。小ぶりタイプのケンサキイカで、10月から11月にかけて夜焚きで狙う。刺身、天ぷら、味噌焼きと、ご飯にもお酒にも合う。
・シイラ
別名「マビキ」。3月~7月が旬で、国内よりも海外で需要がある魚。ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれている。油との相性が良いため、ムニエルやフライが絶品。特に揚げたてはホクホクした食感で美味。
・壱岐牛
年間1000頭しか出荷されない幻の和牛。純正の、「壱岐生まれ、壱岐育ち」。肉質が柔らかく、上品であっさりとした脂、コクとキレがあり芳醇な香り。口に含むと、とろけるようになくなる。
みどころ
・長嶋神社
フェリーを降りると目の前に鎮座。島で唯一の寺社仏閣として、島の土地を守る鎮守神として大切にされている。
・珊瑚大橋
1999年に完成した、大島と繋がる橋。全長294m。橋の下に広がるコバルトブルーの瀬戸は「珊瑚瀬戸」と呼ばれている。
・壱岐長島灯台
島の南側にある高台に位置。4秒ごとに1閃光。福岡から壱岐へ渡るフェリー『きずな』からも姿を確認できる。