基本情報
島名:松島(まつしま)
都道府県:長崎県
市区町村:西海市
面積:6.37㎢
周囲:10.6㎞
標高:217m
人口:496人(2020年度・国勢調査)
来島者数:600人
自然と文明が共存したエネルギーアイランド
西彼杵半島のほぼ中央部の西側にある全周10.6kmの松島は、エネルギーアイランドとして知られる島です。昔は島全体が松林におおわれており、人家を見かけないほどだったことが島名の由来とされています。
江戸時代には異国船を警戒する番所が置かれていたほか、捕鯨で栄えた時代もありました。1781年に初めて石炭が掘り出され、その後「石炭の島」として知られるようになりましたが、1963年に採掘は終了しました。
1981年には国内初の100万kw級の出力を誇る石炭専焼火力発電所が稼働を開始し、これにより松島は「エネルギーアイランド」と呼ばれるようになりました。さらに2019年からは風車3基が稼働し、風力発電も行われています。
本土との間には市営船やフェリーが定期運航しており、アクセスも便利です。
グルメ情報
・魚介類
松島周辺の海域では、イセエビ、あわび、さざえなど豊富な魚介類が獲れる。刺身をはじめとして、焼き物、蒸し物、汁物など、新鮮な魚介を使った絶品料理を味わうことができる。
・カンコロモチ
五島列島周辺に広く伝わる伝統的な郷土菓子。さつまいもを薄くスライスして天日干しした「かんころ」ともち米を合わせて作られる。さつまいもの自然な甘さともち米のもっちりとした食感が特徴。
・鉄火みそ
細かく刻んだ根菜類や大豆を炒め、赤みそや砂糖、みりん、唐辛子などを加えて練り上げた保存食。熱した鉄のように赤いことから鉄火みそと名付けられた。
みどころ
・日本一小さな公園
ベンチとシュロの木が1本だけの小さな公園。絵本の1ページのような可愛らしい景観はインスタ映えスポットとしても人気。目の前には五島灘が広がり、水平線に沈む夕日がロマンチックなひとときを演出する。
・ぜぜヶ浦
赤茶色の砂浜と奇岩が特徴の海岸。細く険しい道を下った先にあり、プライベートビーチのような静けさを味わうことができる。
・千畳敷
干潮時には平坦な岩場が広がり、まるで畳を千枚敷きつめたように見えることからその名が付けられた。釣りのスポットとしても人気。