基本情報
島名:頭ヶ島(かしらがしま)
都道府県:長崎県
市区町村:新上五島町
指定地域名:五島列島
面積:1.86 ㎢
周囲:8.2 ㎞
標高:111 m
人口:16,636人(2025年度・新上五島町調査)
来島者数:261,522人(2016年度・新上五島町全体)
五島列島の最東端にある世界遺産が息づく島
五島列島の最東端に位置する全周8.2㎞の頭ヶ島。海の玄関口となる港が5つあり、定期船が長崎や佐世保、博多と新五島町を結んでいます。
島内の移動は路線バスの利用が可能。環境にやさしい電気自動車のレンタカーが普及していて急速充電設備も充実。自由度の高い観光に加え、美しい風景、青い海などの豊かな景観も堪能できます。
頭ヶ島天主堂を含む「頭ヶ島の集落」と「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコの世界遺産に登録、島全域が国の重要文化的景観に選定されました。これにより注目される島となり、来島者が増えると独特の世界観を持つキリシタン文化の遺産と自然の共存が訪れる人を魅了します。
グルメ情報
・五島うどん
島の特産、椿油を塗布しながら細い麺にしていく名物の手延べうどん。コシが強く、滑らかな喉越しが特徴。五島沖で獲れるアゴ(トビウオ)を使っただし、生卵と絡め、煮えたぎる鍋で食べる「地獄炊き」が本場の食べ方。
・かっとっぽ
新五島町で代々伝えられる冬から春にかけての郷土料理。ハコフグのお腹を開いて器のように仕上げ、特製の味噌だれを詰めて丸ごと焼き上げたもの。白ご飯との相性が抜群で、お酒もぐいぐい進む一品。
・五島の焼酎
五島列島産のサツマイモを使った、甘みとコクが特徴の芋焼酎。冬はお湯割り、夏は島の方言で最上級を意味する「ザマナ」をネーミングにしたザマナボール(ソーダ割り)が人気。
みどころ
・頭ヶ島天主堂
1919年に完成した白浜地区に位置する西日本唯一の石造り教会。随所に椿をモチーフにした花柄文様が施され「花の御堂」との愛称を持つ。2001年、国の重要文化財に指定。
・昭和30年代を再現した集落の空き家
頭ヶ島天主堂から徒歩すぐのところにある島のふれあい館。集落の空き家を改装し、昭和30年代の生活様式を再現。カトリックの祭壇、収穫したサツマイモを保存する床下の「芋ガマ」なども見学できる。
・白砂の絶景ビーチ
有川から頭ヶ島天主堂に向かう道中にある秘境ビーチ「ハマンナ」。エメラルドの海、白い砂浜の絶景が広がる穴場スポットで、沖に佇む「源五郎島(別名ライオン島)」が目の前に見えます。