基本情報
島名:嘉島(かしま)
都道府県:愛媛県
市区町村:宇和島市
指定地域名:宇和海諸島
面積:0.3 ㎢
周囲:3.3 ㎞
標高:122 m
人口:63人(2020年度・国勢調査)
人口減少の中でも、豊かな海に恵まれた、素朴な暮らしが続く島
嘉島は、宇和島市にある蔣渕半島の先にある戸島の北部に位置しています。かつては、「加島」と表記されていましたが、戸数の増加を喜び、「嘉島」という表記に変わりました。嘉島へは、宇和島市の宇和島港からの高速船「ゆきかぜ」、普通船「しらさぎ」でアクセスが可能です。
宿泊施設は、島内にはなく、宇和島市内の旅館やホテルなどを利用する必要があります。漁業がさかんで、ハマチの養殖が行われているほか、一本釣りなどでも海の恵みを得られる嘉島。人口が減少していく中でも、土地の恵みをいただく、昔から変わらない素朴な暮らしを見ることができます。
グルメ情報
・ハマチ
島の主要産業として、ハマチの養殖業が有名。養殖以外に、一本釣りもさかんにおこなわれている。
・ひじき
島で獲れたてのひじきを食べることができる。普段市場で出回っている乾燥ひじきと異なり、乾燥する前に食べた場合、さらにうまみを感じられる。
みどころ
・春日神社
島の北部に位置しており、古くから氏神、春日大明神として奉祀されている。海上神・武神として、崇敬が厚い。
・宇和嘉島灯台
山中にそびえたつ、灯台。青空に映える白が目を引く。山桜と灯台の写真を撮ることができる。
・段々畑
山の斜面に位置する段々畑。昭和40年代までは現役として使われている光景が見られたが、ネズミの被害や人口減少などで耕作地は減少。
・魚貝類供養塔
命を頂くことを尊重している島民の方々が管理する「供養塔」。定期的に供養祭が行われ、命に感謝する風習が受け継がれている。