基本情報
島名:櫃石島(ひついしじま)
都道府県:香川県
市区町村:坂出市
指定地域名:塩飽諸島
面積:0.93㎢
周囲:約5.5km
標高:約78m
人口:151人(2020年度・国勢調査)
来島者数:400人(2021年度)
塩飽諸島最北端の路線バスでしか訪問できない離島
瀬戸内海国立公園に含まれる、風光明媚な小島。瀬戸大橋架橋により本土と陸路で接続されているため、定期船は運行していません。
島民以外はマイカーを乗り入れることができないので、渡島する際は、1日5便運航している路線バス(瀬戸大橋線)の利用が必須。香川県のJR坂出駅前から出発して、岡山県のJR児島駅に至るこの路線バスは、与島・岩黒島・櫃石島を経由するため、乗車すれば1日3島の離島巡りができます。
ただし、食事ができる施設はないため、訪れるなら日帰り利用がおすすめ。
グルメ情報
・たいら貝(たいらぎ)
大型の三角形の殻を持つ高級二枚貝。大きな貝柱を刺身、すし種などにする。濃厚な旨みと、独特な歯ごたえを持つ。
・みる貝(みるくい)
二枚貝で、発達した水管部分を食用にする。漁獲量が少ないため高級。コリコリとした食感があり、強い旨みがある。
・めばる
春告魚の別名を持つ。淡白で、引き締まった白身は、煮つけのほか、刺身、塩焼き、唐揚げなどに向く。
みどころ
・ももて祭り
毎年1月下旬の日曜日に開催される、弓射神事。香川県の無形民俗文化財としても知られ、小笠原古流の弓術によって豊凶を占う。
・櫃岩(ひついわ)
島名の由来になった、島南部にある櫃(ひつ、蓋が開く大型の箱)を立てたような巨岩。急坂の上に位置するため、足元には注意したい。
・歩渡島(ぶとじま)
櫃石島の南端にある、歩いて渡れる小さな無人島。歩渡島には七福神の神様の1人である弁天様が住んでいると伝わる。