基本情報
島名:久賀島(ひさかじま)
都道府県:長崎県
市区町村:五島市
指定地域名:五島列島
面積:37.23 ㎢
周囲:62.8 ㎞
標高:341 m
人口:257人(2020年度・国勢調査)
のどかな暮らしの合間から、信仰と迫害の歴史を後世に伝える島
五島列島の中で3番目に大きい島である、久賀島。キリシタンの信仰や迫害の歴史を物語る牢屋の窄殉教記念聖堂のような遺構が、観光客に「本当の豊かさ」を考えさせるきっかけを与える場所です。また、椿の原生林が島の東部にあり、他にも折紙展望所のような見晴らしの良い展望台から美しい海や山々を眺めるなど、島に残る素朴な自然を楽しむこともできます。
久賀島までは、五島の中心である福江島から出るフェリー「ひさか」、もしくは高速船「シーガル」でアクセスが可能です。宿泊は民宿、民泊があり、島民の生活に溶け込むような滞在ができます。
グルメ情報
・五島椿車えび
久賀島で獲れた車えびのこと。薬を使わず、バクテリアで水質保全をしている池の中で、養殖された車えびは7月〜1月頃までが旬。適切な温度管理のもと、大事に育てられています。
・久賀島のうに
久賀島ファームが作っている、久賀島のうにを使った塩うに。観光客にも人気が高く、売り切れる時も。
・久賀米
久賀島で獲れる米で、旬が8月中旬の早期米。久賀島の棚田で育つ久賀米は、味もよく人気が高い。
みどころ
・旧五輪教会堂
五輪地区と蕨小島で信仰を集めた木造教会。内装はステンドガラスから入る光が、白い漆喰の壁を照らし、非常に美しい。老朽化していたが、貴重な文化財として保存され、1999年に、国の重要文化財に指定された。
・折紙展望所
島の北東部に位置する、久賀島の山々、青い海、集落などの景観が楽しめる絶景スポット。ベンチやテーブルもあり、景色を楽しみつつ、お昼を食べるのもおすすめ。
・牢屋の窄殉教記念聖堂
1868年に久賀島内のキリシタンたちが捕えられ、迫害された歴史を未来に伝え続けるスポット。信徒であることを表明した約200名が、12畳の狭い牢の中に押し込められた。