基本情報
島名:原島(はるしま)
都道府県:長崎県
市区町村:壱岐市
指定地域名:壱岐島
面積:0.53 ㎢
周囲:4.3 ㎞
標高:31 m
人口:71人(2020年・国勢調査)
のんびり時間が心地よい、スイセンと船釣りのメッカ島
壱岐島の南西約4㎞に浮かぶ、玄武岩から成る島。郷ノ浦港沖に浮かぶ3つの有人島、大島/長島/原島を合わせた「渡良三島」の中で一番小さな島です。壱岐島から出港する「フェリーみしま」に乗って、25分ほどで到着。古くは「春島」とも表記されており、江戸時代には長島と共に平戸藩の流刑地とされていました。
島内にはのんびりと穏やかな時間が流れており、ゆったり島散歩におススメです。フェリーにバイクや自転車を持ち込んで、島風を浴びながらグルっとめぐるもヨシ。自分の足でじっくりと散策するのもヨシ。原島港から集落を抜けて古い港までは歩いて片道30分ほどで、東西南北まんべんなく歩いて巡るなら3時間ほどかかります。フェリー出発の最終時間を確認しておくことを、お忘れなく。
産業は漁業が主体ですが、島民による園芸栽培も盛んです。島内に自生するスイセンは、「原島スイセン」として根強い人気。また島の南側にある一里崎あたりには大小の瀬があり、船釣りの好ポイントとしても知られています。
みどころ
・原島神社/天満神社
島の南側に位置するふたつの神社で、隣り合わせに鎮座している。原島神社の鳥居は海に向かって立っているのが特徴。原島神社には、長島の長嶋神社と同じ祭神が祀られている。天満神社には恵比寿様のお姿も。
・原島スイセン
清楚な美しさと淡い芳香で人気のスイセンが、島の至る所に自生。「原島スイセン」として根強い人気を誇り、冬場には島外へと出荷される。
・島永祐術壽の像と顕彰碑
郷ノ浦町の漁業協同組合長をしていた島永祐術壽の、功績や善行を讃えるために設置されたものとされる。詳細は不明。