基本情報
島名:大島(おおしま)
都道府県:愛媛県
市区町村:新居浜市
指定地域名:新居大島
面積:2.14㎢
周囲:9.1㎞
標高:147m
人口:131人(2020年度・国勢調査)
伊予水軍頭領・村上義弘生誕の島
愛媛県新居浜市の東側約1.5kmの海上に浮かぶ大島。愛媛県には今治市と八幡浜市にも大島と呼ばれる島があり、新居浜市の大島は通称「新居大島」とも呼ばれています。
渡航手段は海路のみで、新居浜市の黒島港間を市営フェリーが運航しています。便数は1日15便、所要時間は15分です。
大島は鎌倉時代から室町時代にかけて瀬戸内海で活躍した伊予水軍の頭領・村上義弘が産まれた地として有名です。島内のあちらこちらに村上義弘ゆかりの遺跡が残されています。
グルメ情報
・白芋
大島以外の土地では育たず、幻の芋と呼ばれているさつまいもの一種。メロン並みの糖度があり、スイーツやお菓子、酒などに加工されて販売している。
みどころ
・とうどおくり
毎年1月にその年の無病息災を祈って開催される地域行事。門松や縄で作られた「とうど」を燃やす様が壮観。市の無形民俗文化財。
・サイクリングコース
島の海岸線に沿ってサイクリングコースが整備されている。東海岸沿いはアップダウンも少なく、景色を楽しみながら気持ちよく走れる。
・伊予水軍ゆかりの遺構
伊予水軍の拠点の1つであったと伝わる大島。島の随所には城塞跡や造船所跡、塹壕跡などの遺構が残されている。
・願行寺
大島漁港近くに位置する浄土真宗の寺。先立った母を偲んで泣きくらす幼い娘に、亡くなった母が自身の片袖を残したという「幽霊の片袖伝説」で有名。
・神田山(じんでやま)
標高147m、新居浜市内唯一の離島内の山。かつて神社があり、戦に勝った武将が鎧や兜などを献上したと伝わっている。登山道は整備されていないため、藪をかき分けて登る覚悟が必要。